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三色だんご(3)

まんがタウンにて連載中の4コマ漫画の単行本、3冊目。
ズレにズレた母娘の織り成す、傍迷惑な日常を描いている作品です。

売れない女優ながらも異様にプライドが高く突飛な言動が目立つなでしこを始め、その恋人でドMでファッションセンスゼロな市川さん、とにかくのんびり異常なまでのマイペースっぷりを発揮するはこべさん、ツッコミをこなしつつもやっぱり何処かオカシイよもぎの4人が主人公格。基本的には彼女達だけで話を回していて、とにかくテンポの良い会話とハイなノリが特徴的です。
シリアスなエピソードは皆無に等しい(今巻にはほんの少し含まれてますが……)ですし、BL作品に出てきそうなイケメン同士のちょっとした絡みも無いので、イロモノ揃いの山田まりおさんの作品の中では、かなり気軽に読める方なんじゃないかと思います。

奇人揃いの登場キャラの中でも一際異彩を放っているのが、長女のなでしこ。
時折獲得した仕事でも、とにかく場当たり的な行動が目立ちます。そもそもよくオーディション通ったな……と言いたくなる程の仕事ぶり。そんな彼女は今巻ではほとんど仕事が無く、主にプライベート方面で活躍しています。
家に置いてあるネズミ捕りに引っかかったり、親知らずを抜いたら何故か顔全体がぱんぱんに膨れ上がったり(某アンパンの人みたいになってます)と、言動でない部分でも笑わせに来る彼女のアグレッシブさには惚れ……ないか。

そんななでしこの母親でありながらも、全く異なってゆるーい空気を身に纏っているのが、マイペースな未亡人・はこべさん。
その天然ママっぷりはたまりません。親戚に借りた別荘に遊びに行っても、何故か持参している飯盒でご飯を炊こうとしたり、作り過ぎたおせちを重箱に見立てた引き出しに盛り付けてみたり……山田まりお先生が描く同じタイプのキャラである『ママさん』の和美さんよりも、個人的にはこちらの方が好き。娘達とのんびりと暮らしているだけなので、背負ってるものが少なくて気楽に見えて、そこが和むんですよね。

さて、なでしこには市川さんという、同じく売れない俳優として頑張っている彼氏がいます。なでしこに虐げられつつも付き合いを続けているだけあって、これが非常にマゾい。時には、右の頬をぶたれれば左の頬を差し出すような精神の持ち主です。
そしてファッションセンスが酷い。とはいえ、そのヘタレっぷりと妙にマッチしているからたまりません。「巻き貝」という文字と小さな巻貝がプリントされてるTシャツを着こなせるのは、市川さんだけ!

そんな彼がひょんなことからメジャーなドラマに抜擢され、人気が少しずつ出始め、共演者の人気女優(これがまた恐ろしくドSな女性。酔うと本来の意味で相手を食うのです……よく考えたらこれ、ドSとは関係ないですね)との関係が噂されるようになり……とまあ、この作品にしては珍しく少しシリアスなエピソードが描かれているのがおの3巻なわけです。
ただ、そんな空気を物ともせず各所で笑わせてくれるので、ハイテンションなギャグが好きな方にはオススメな作品。



山田まりお先生のサイトはこちら→"まりお御殿"(BLネタは隔離されているので、興味ない方はクリックせんようにしましょう)
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こーしょー19さい(1)

メンズヤングで連載中の4コマ漫画が、単行本化。
深夜アニメにちょこちょこと出演し、少しずつファンを増やしている公称「永遠の19歳」声優の正体は、11歳の小学生女子だった……とまあ、そんな感じの作品です。

逸架ぱずる先生ご自身制作の紹介ページはこちら。これだけ見れば十分な気もします。

紹介ページにあるように、主人公・和泉乃音ちゃんは年齢を偽って活動している小学生声優。
声優としても着実に人気を得てきている(初期はちょい役を中心に懸命に仕事していますが、1巻終盤にはレギュラーキャストを獲得したりも)ことから考えるに、キュートな声の持ち主なんだと思います。で、顔も可愛めで黒髪ツインテール。ちょっと年の割にはマセていますが、性格も良好。しかも小学生で声優って……どんな天使だよ!(←×

しかも初期はパンチラやおっぱいがてんこ盛りなアニメにばかり出演しているため、その手の台詞もお手の物。
「私を大人にして下さい」なんて、小学生が口にする言葉じゃないよ!そういった台詞の意味を、嬉々として教えてる周囲の大人がヤらしい(主にお母さんですが……)。しかも電気あんまに至っては、実際に乃音ちゃんにやってもらうとか……全くもって、うらやまけしからん!

といった感じで、一部の特殊性癖を持った方々には凄まじい程の人気を得られそうな乃音ちゃんですが、実際には知名度はまだまだです。
どうしてかと言いますと、彼女は顔出しNGで仕事に励んでいるためなんですね。イベントにも出ない、ブログでも顔は見せない、雑誌インタビューも文字だけ……と、徹底しています。深夜のちょっとえちぃアニメとかで名前を売っている最中なんで、義務教育中ってことがバレると問題もあるんでしょうかね。あとは変なヲタが付くのが怖いからというのも考えられます。

この「顔出しNG」の設定は、元・声優ヲタの心をくすぐります。
アニメ好きだったり声優ファンだったりの中には、声優の顔出しについて色々と拘りを持ってる人もいるんですよね。自分が(勝手に)抱いているキャラのイメージに合わないのはイヤだとか、パソゲなんかだと顔が好みでなくて「使えなくなっちゃう」こともあるから見たくない……なんてのはよく聞きます。ラジオでのトークを聞いていたりする内にその声優さんに親近感を覚えてしまい、「使えなくなっちゃう」んだよなー、というような話をしてくれた友人もいました。
そういった点を昨今の女性声優事情も含めて考えてみると、顔出しNGが徹底されてたりすると、どうしても「中身はオバさんなんじゃね?」「よっぽど残念な顔なのかな」みたくマイナスなイメージが頭に浮かんできてしまうのはどうしようもないよなあ、と思わせる設定なわけです。で、そういった会話を聞いた乃音ちゃんが怒り出すエピソードもあったりして、上手いなーなんて感心した次第。



どうでもいいですけど、現実だとスペクラ所属の子なんかは若い段階で声優デビューしたりしますね。そして可愛い。小川真奈さんとか、Nansho Kidsにいた子達とか……それでも中学生が多かったかな。

逸架ぱずる先生のサイトはこちら→"ぱずる座"
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ほほかベーカリー(2)

まんがタウンで連載中の4コマ漫画の単行本、2冊目。
とある町のとあるパン屋"ベーカリーさかい"を舞台に、ナホナ国からやってきたホホカ(表紙・金髪少女)を始めとした、個性的な店員達の日々の生活を描いた作品です。

ホホカマジ可愛い

まるでホホカマジなんてキャラがいるみたいな小見出しだ……ってのはどうでもいいですね。
ヒロインのホホカは、金髪碧眼というまさに一般的なイメージの「西洋人」なわけですが、その中身は日本人とあまり変わりません。日本語は流暢に喋るし、初詣には着物姿で参加します(しかも1人で着付けまでこなしてる様子)。
更に日本の文化だってある程度理解、尊重してくれている上に、ちょっとぽけぽけとしたところもあってビジュアルも可愛い金髪娘……となると、人気が出ないわけがないですね。そんなこんなで、ホホカは"ベーカリーさかい"の看板娘として活躍しています。

そんなホホカも所々では日本の文化や言葉を誤って覚えていたりして、その辺りの勘違いを活用したネタが散見されます。ただこの手のネタは「面白い」というよりも、ホホカの魅力を引き立てる種類のものの方が多いような気がします。生半可という言葉を、生の「はんか」という食べ物のことで焼き「はんか」もあるもんだと思い込んでたりする彼女に、つい惹き付けられてしまうんですよね。
外国の子だからコミュニケーションが取り辛いかと思うと日本語が堪能で、文化まで勉強しているしっかりした子かと思っていると意外に天然キャラでわけの分からん勘違いをしてたりもする……言うなれば2つのギャップを意図せずに駆使して男性客を惑わすホホカは、ホントに魅力的。彼女には常連客のファンまで付いているわけですが、こんな子がいたら僕も通い詰めてしまうかもしれません。

脇を固める女性キャラ

さて、"ベーカリーさかい"には他にも魅力的な女性がいたりします。これはもう店自体を推さざるを得ない。

まず、表紙にも登場している眼鏡っ娘の凛ちゃん。眼鏡と髪留めが控え目な感じで、可愛らしい制服に加え黒タイツ着用ということで、ビジュアル面ではホホカに引けを取りません(個人的には)。この凛ちゃん、器用さがウリで赤面症の女の子……なはずなんですが、この2巻では後者の特徴ばかりが目立っています。
何故なら常連男性客2人組の内の1人、相原くんとの仲が微妙に進展しそうなエピソードがそこここに配置されていて、その緊張っぷりがクローズアップされることが多いためです。ちょっと甘い感じでいいよいいよー、とニヤニヤさせてくれます。

そして僕のお気に入りである、無責任店長・キョーコさん。店長であるにも関わらずパンを焼いたりするのは夫に任せっきり、仕事中でもウトウトしてたりテレビに見入ってたりとマイペース、鼻炎スプレーを喉に入れる……まあ最後のはよく分かりませんが、自由な大人の女性です。
ビジュアル面でも、やや地味ながら癖っ毛と太眉という、じゃじゃ馬っぽさを感じさせる組み合わせが魅力的。今巻には彼女がストレートパーマをかけるエピソードが掲載されているんですが、前髪がパッツン状態になってそれはそれでツンっぽさが増してるし、黒髪ロングは艶やかだしで、キョーコさんファンとしてはオイシかったです。

胡散臭い人外キャラ達

この『ほほかベーカリー』の(セミ)レギュラーは、実は"ベーカリーさかい"の面々や常連客の他にもいたりします。

それが、白ネコとトラねこのコンビ。
この2匹のちょっと斜に構えた態度だとか、割と純粋なところだとか(ホホカの占いで、「あなたは魚が好きで…お昼寝が好きですね?」と言い当てられて、驚いてしまったりします)が何ともいえない憎めない感じを醸し出していて、面白い。
本当に猫なのか疑いたくなるようなビジュアル(ボマーンさんのサイト"ボマ!-Born to be Mild-"参照)も、そういったキャラクター性にピッタリな気がします。

それに加えて今巻からは、ホホカの夢に出てくる「パンの神様」なるキャラもセミレギュラー化したんですが、この神様のふざけた格好とありがたみのない発言が素晴らしくツボでした。
第一声が「安くて大きいパンが 良いパンじゃ!!」(p.37)って(笑



そういえば上記の「パンの神様」の発言の後に、「神様っていうか 学生の発想だ!!」という台詞が入るんですが、そこのツッコミのようでツッコミでなく、だけど集中線も相俟ってか読み手を強引に納得させる勢いのある4コマ目が非常に好み。よくよく考えてみると何てことない流れでも、その力強さで面白く見えてしまうんですよね。キャラの表情とか会話のテンポとか、その辺りの描写に長けてるんだろうなあ、なんて思わせます。
こういう手法はÖYSTERさんの作品にも時々見られる気がするんだけど、誰かもっと上手く説明してくれんかしら。

ボマーンさんのサイトはこちら→"ボマ!-Born to be Mild-"

関連:『ヒントでみんと!』(2)感想
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おちけん

漫画アクションにて連載されていた4コマ漫画の単行本。
立川大学落語研究会に所属する3人娘の奮闘を描いた作品です。とっくに発売されていたのに気付かなかった……何でだろ。

試読はこちらで。

落語がテーマになっていますが、作中で取り上げたネタに関してはフォローが入りますので、その辺りの知識が無くても十分楽しめるんでないかと思います。また時折、落語そのもののネタと4コマ内のオチとの絡みを説明してしまっている話なんかもありますが、説明そのものがまた面白いので、興醒めしてしたりって事も無いんじゃないかと。

また、3人娘の中で特に主軸となる茶子に関してはちょっとした「物語」があり、それも上手く落語と掛け合わさっています。
茶子はマチ子の祖父の噺家・鯉太郎師匠に「モノになるかも」なんて具合に目をかけられている程の女の子ですが、人前に出ると完全に固まってしまう性質の持ち主。それは彼女の家庭環境、落語への傾倒のきっかけから来ているものなのですが、その欠点を「子別れ」(特に三部ある内の下「子は鎹」)と言う噺を通じて克服し、一皮むけていく様子は読み応えがありました。
勿論他の2人のキャラクター、また彼女達を取り巻く状況も味があります。

ところで、4コマらしくクスッと笑えるところは抑えつつ、それでいて人の心、人情の機微もさらりと描いてしまえるのは川島よしおさんの凄いところですね。
通常の漫画にあるような、大ゴマや変則的な形のコマでの描写から得られる視覚的なキャラの感情の変化よりも、もっと感覚的なものがそこにはあるような気がします。コマの大きさそのものはが変わらないからこそ、人物の感情の動きが素直に感じ取れるのかな。ただ他の4コマだとこんな風に感じる事って少ないので、技術的なアレなのかもしれません。まあ単純に僕の好みの問題かもしれませんが。

そんなこんなで、「子は鎹」と茶子の相違点にちょっとした切なさを感じたりもしますが、それでも彼女自身は意図せず落研と部員の鎹になれているわけで、その点には何だか嬉しくなってしまいますし、またこの漫画と僕ら読者との間を繋いでいるのも彼女である事を思うと、茶子と落語の出会いは幸せなものだったんじゃないかなあ、なんて感じてしまう僕です。

川島よしおさんのサイトはこちら→"川島堂"
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ちっちゃいナース(2)

まんがタウンにて連載中の4コマ漫画の単行本。
町医者である但馬医院を舞台に、小さくても元気に溢れた瞳子さん(表紙・左)、モデル体型の美人だけどいつでも恋人募集中な洋子さん(表紙・右)の2人のナースと、おっとりマイペース、何処かじじくさい若先生の働く姿をコメディチックに描いた作品です。

但馬医院は民間療法なんかも取り入れている町医者という設定なので、本格的な医療を題材にした小難しい話も無ければ、大学病院における権力闘争だとかのきな臭い背景とも無縁。なので、トランジスタグラマーな瞳子さんや、スレンダーな洋子さんの活躍をニヤニヤしながら眺めていられる、安心設計な4コマです。
医療業界の置かれた状況の啓蒙は、ブラックジャックとかKにでも任せておけばいいんです。どうでもいいんですが、最近のKには筋肉で物事を解決させようという気概が足りない(←×

それでも、一応はナースが主人公なだけあって、病院にまつわる「あるある」的なエピソードが面白おかしく描かれていますので、設定と内容が繋がっていないなんて事はありません。
予防接種を巡るエピソードでは、2人の男性会社員が「お先にどうぞ」と無理に譲り合うシーンなんかが描かれていて、吹き出してしまいました。大人になっても、やっぱり注射はイヤですよね……僕もこの間、ブロック注射だかを腰に打たれると言われた時はかなりブルーでした。

で、可愛いヒロインが出てくる4コマではお馴染みの、ラブコメ風のエピソードもちょこちょこ挟まれているので、そちら方面が好きな方も楽しめるんじゃないでしょうか。どうも、僕のその辺りのハードルはやや低いような気がしてきたので、何処まで信用出来るかは分かりませんが。

瞳子さんに迫るのは、若先生の幼馴染で大病院の跡取りたる財津先生。設定だけ見てるとかませ犬っぽいのに、健闘してる感じ。
ただ医師として非常に優秀な彼ですが、瞳子さんを褒めるのに他の子の実名を幾つも挙げてそれよりも特別だ、なんて言い出してしまう辺り、ちょっと変わった人なので、今後上手く行くかどうかは分かりません。

ちなみに僕は、一見派手だけど中身はそうでもない洋子さんの方が好きです。洋子さんを巡る恋模様にもっと焦点が当たるといいなあ。

荻野眞弓さんのブログはこちら→"myme web"
そういえば、初のサイン会があるそうですよ。当日は池袋にいるけど、用事があるので参加出来ないんですよね……

関連:『たまのこしかけ』(1)感想
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