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晴晴劇場(1)

COMICリュウにて連載中の4コマ漫画が単行本化。
一風変わった女子高生達が過ごす、ゆるーいスクールライフが描かれているコメディ作品です。

表紙を飾っているのは、春日晴。田舎から都会の学校に転校してきた、元気いっぱいな女の子です。
通学路にある川で鯉を捕まえてきちゃうとか、鞄の中にはブーメランを始めとする玩具が大量に入ってるとか、田舎暮らしが長かったからそういう行動に出るというわけでもなく、ただ単にアホの子なんでしょう。
といっても表紙に載っている4コマを読むだけでも分かりますが、人に注意されたりすればきちんと謝ることはできますし、いつも一緒にいる円に迷惑をかけた(と晴が判断できた)時には涙目になってオロオロしたり……と、面倒事を起こしたりもするけれど、どこか憎めない感じ。田舎育ちゆえの訛りも、そこに資してるのかも。
とにかくパワフルなので、守ってあげたいなんて感情は育ちませんが、知らず知らずの内に「またこの子はわけのわからんことして……」みたいな目線で(生温かく)見ててあげたくはなります。小さい子供へのそれに近いのかな。

途中までは大人しい常識人といった立ち位置だったにも関わらず、晴との付き合いの中で少しずつバカっぽくなってきてしまった遠山円(表紙の4コマで晴と喋っている子)の晴を見る目も、上に書いたのと同じような感じなんじゃないかと思います。
自然に囲まれて育った晴のために森林公園へのピクニックを計画したり、お金がないという晴に「おこづかい千円アップしたから♪」なんてアイスを複数個おごってあげたりと、どこかお姉さん風を吹かせつつ晴に接する円が、何とも愛らしい。普通の子なら、お小遣いが1000円増えたぐらいで、遠慮とか知らなそうな晴にそういった話を持ちかけようとは考えませんよ、多分。
そんなこんなで、晴にとっては頼れるお姉さんキャラな円(実際には極度の運動音痴だったり、ちょっど抜けてたりするんですが)。晴には「妹だけどお姉ちゃん(晴の談によると)」っぽいしっかりした妹がいるらしく、その妹に円がやや似てたりするそうで、晴も円によく懐いてるんですよね。そんな彼女達の、姉妹っぽい側面もある友達関係が好きです。

晴と円以外のキャラクターも、なかなか魅力的。
以前リュウの感想を書いた時に触れたインチキ(?)予知能力少女・岬も勿論ですが、容姿端麗かつ成績優秀かつお嬢様な織原舞子なんかも、僕は結構好きです。
いつでもクールなので、ツッコミキャラ的なポジションに収まりつつある彼女なんですが、何故か晴と対面すると一気に精神が低年齢化したり、何気に執念深いところなんかも見せてくれたりと、話が進むごとに魅力が増していくんですよね。
ちなみに背表紙にはツンデレって書いてあるけど、別にデレてはいない気がします。何かと晴達と一緒にいることが多くなったけど、晴とはライバルみたいな……いや、ライバルというとカッコよすぎるか。

さて、女の子達のゆるーいやり取りが描かれている本作品ですが、きらら系の同じような作品(一くくりにはできませんが、当ブログが取り上げてるような学園ものとか)とは少し雰囲気が違うように思う人もいるかもしれません。少なくとも僕はそうでした。
画風の問題なのかな。女の子の絵そのものは「可愛い!」って感じではないんですよね(勿論、動いたり喋ったりすれば可愛いんですが)。非常にアッサリしてるし、デフォルメもあまり用いられないし。まあよく分からん。
ちなみにこの漫画は一応4コマの形をとってはいますが、4コマで完結していないこともよくあります。結構適当な感じが作品の雰囲気に合ってていいかなあと思うんですが、まあそういうのが嫌いだって方もいますので、その辺りはご注意を。
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わたしのお嬢様(変装紳士とお嬢様編)

COMIC桃姫にて連載中の4コマ漫画の単行本、3冊目。
「なんちゃってヴィクトリアンホームコメディ」と銘打たれている通り、産業革命期の英国を舞台に、とある貿易商(マーチ家)の姿をコミカルに描いている作品です。どうでもいいけど、タイトルをずっと『変態紳士とお嬢様編』と勘違いしてました。

主人公は表紙の2人。タイトル上の「わたし」に当たるメイドのミリー、「お嬢様」であるメリー。身分の違いはあれど、実の家族同様に育ってきた彼女達はとにかく仲が良く、見ていて和みます。どちらも互いを大切にしてるんだなー、というのがよく分かるんですよね。

さてこの2人、物に引っかけたり何だりで着ている服を何かとダメにしてしまうドジっ娘でありながら、他の面では非常に優秀なメイドであるミリー、弱冠8歳にして大人と対等に渡り合い、株取引までこなしてしまうにも関わらず、何処かやんちゃな部分も残しているメリーと、共にちょっとアンバランスな部分が魅力的な女の子です。
そうなってくると、やはり男性キャラとのラブコメ的要素も読み手としては期待してしまうわけですが、それもきちんと用意されています(さすがに8歳のメリーに関しては、その手のエピソードは不足気味ですが……)。
ミリーの相手役は、家庭教師のユーリ。早くに両親を亡くし、妹や幼い弟達のために色々な仕事を掛け持ちしている真面目な勤労青年です。マーチ家当主・ジュリアンにその才を見込まれ、大学に通うための学費を世話になっている縁でマーチ家へやってくるんですが、少しずつミリーとの距離を縮めていって……といった感じ。
今巻ではミリー、ユーリ共に互いへの想いにハッキリと気付くシーンが描かれていて、最終巻となる次巻での展開が非常に楽しみです。

ちなみに今巻では家を出て世界を回っていた、メリーの兄であるアーサーが登場(前巻にもちらっとと姿を現してはいましたが)。それに伴い、かつてマーチ家に起こった事件、アーサーがマーチ家を飛び出した理由等が明らかになっていきます。
その辺りのエピソードが語られると同時に、人の不幸を何よりも甘い蜜のように捉えている上流階級の視線というか、そういったものも同時に描かれていたりして、普段は作中の世相をあまり感じさせないのに、重要なエピソードには上手いこと時代背景を組み込んでいて印象付けるんだよなー、なんて感心してしまいました。ホント、樹るうさんのストーリー4コマは安心して読めるなあ。

樹るうさんのブログはこちら→"踊るスターフルーツ育成中"

感想リンク:"謎の男の小説感想部屋"さん 「オレ ウパパラギ アマゾンの戦士」 わたしのお嬢様 3 樹るう
そういえばアマゾンの戦士、ウパパラギについて書くのを忘れてたなあ。割とイイ味を出してるサブキャラ(?)です。

関連:『そんな2人のMyホーム』(2)感想
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執事とお嬢様(1)

別冊マーガレットにて連載中の4コマ漫画の単行本。
『メイちゃんの執事』とか『●執事』とかが大好きな人に贈る、というようなコピーが帯に書いてあるんですが、「ちょっぴりイジワルでワガママなお嬢様と、健気で地味顔の執事が繰り広げるフレッシュギャグワールド」(別冊マーガレットの公式ページより)な時点で、明らかにターゲット層が違いますねコレ。
というわけで、外見も仕事ぶりも別にカッコよくも何ともない執事・関川正彦(表紙・眼鏡。眼鏡までそっくりな、同じような顔をした弟と妹がいるとかいう、完全にギャグキャラです)やお屋敷に勤める使用人達が、ワガママで少し子供っぽいところのあるお嬢様・大城椿(表紙・黄色いドレス)に振り回される様子を描いている作品です。

試読はこちらでできます。

このお嬢様、見ている分にはなかなか面白いです。
黙っていればまさに「お嬢様」といった外見と、それにそぐわない傍若無人っぷり(お見合い相手に向かってこわっぱだとか、崖から突き落とすだとか言い出してしまったり、久々に帰国した父親から金銭を強奪したり……)とで、まずクスッと笑わせてくれます。
それに加え、実はぬいぐるみが好きだったり、誰も見ていないところではぬいぐるみで1人遊びをしたりという、傍若無人さとは対照的な、無邪気な面も持っているんですよね。
そんな2つのギャップでもって、お嬢様は僕の心をがしっと掴んでしまいました。清楚なお嬢様→ワガママどころか、ちょっぴり怖い女王様的なお嬢様→だけど心根は純粋なお嬢様……と、その姿をくるくる変える彼女はなかなか魅力的だと思います。

そんなお嬢様ですが、後半になると毒気もかなり抜けてきて、何処かほんわかとした空気すら備えた無邪気な女性になってきます。同時に顔の簡略化も進み、どんどん丸顔になっていくわけです。
そんな感じで彼女が(内外共に)丸くなっていくのと同時に、話の内容もお嬢様のキツさがアクセントになっていた前半に比べて、お嬢様や執事、使用人達の触れ合いが目立つ、何処かほんわかとしたものへと変化していきます。
どちらが良いかというのは人によると思うんですが、お嬢様の周辺人物もなかなかイイ味を出してるのが多いので、後半は後半で僕は楽しめました。
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ひなぎく純真女学園(2)

COMICリュウにて連載中の4コマ漫画の単行本。
純真な乙女の学び舎たるひなぎく女学園を舞台に、少女達の過ごすふわふわとした日々を描いた作品です。

試読ページはこちらからどうぞ。

主に活躍するのは、表紙にも登場している2人。
超が付くお嬢様である樫宮アミ(表紙・左)と、清貧なクラスメイトの木成ユイ(表紙・中央)。華やかな髪色に可憐な制服といった出で立ちのアミと、黒髪をおさげにし、シャツにジャージを羽織った眼鏡っ娘のユイは対照的です。

物語は、アミがユイに一目惚れするところから始まります。
何でもこなすため皆に慕われて、輪の中心にいることの多いアミと、地味な格好と一風変わった言動で人に注目されることの少ないユイ。なかなか素直になれず、ユイに想いを打ち明けられないでいるアミと、自分に正直で、思ったことをズケズケと口に出すユイ。友情と、淡い恋愛感情を軸に描かれた、そんな2人のバランスが心地良いんですね。ああ、アミのスペックをもってすれば簡単に恋は成就してしまいそうなのに。
なんて書いてますが、百合色はそんなに強いわけではないので、その手のジャンルに抵抗のある方でも問題なく読めるんじゃないかな。なので、逆に恋愛要素を過剰に期待してはいけません。まあ今後の展開によってはどうなるか分かりませんが。
それと、この漫画は一応4コマの形をとってはいますが、いわゆるストーリーものです。複数の4コマが連なって1つの話になっているので、「こんなの4コマじゃねえ!」って方にはオススメできない。

以下、ちょっとだけ紹介……というか、僕の妄想と感想。
紙面を埋め尽くした可愛いキャラにほうっとため息をつき、彼女らが織り成す優しい空気に癒されて、だけど時には現実同様に上手く行かない展開にハラハラし、最後に割と丸く収まったところで今度は安堵のため息を漏らす……僕がこの漫画を読むときは、大体そんな感じです。
というか、去年だか一昨年だかにこの『ひなぎく純真女学園』をリュウで見かけてから、ふくやまけいこさんの単行本を集め始めたんですが(ファンとしてはかなり新参なので、単行本集めるのに結構苦労しています……)、どの作品を読んでも上記のような状態に陥っているかも。
いい年こいたむさ苦しい男が、ハートや星を背負ったキャラが動き回る漫画を大事そうに抱えて、何ともだらしない顔で恍惚としつつページをめくっては戻りめくっては戻り、なんてことをしている様はちょっとした恐怖かもしれません。吹き出しをつけるなら、その中の文字は「フヒヒ」とかそんなでしょう。
まあ何といいますか、それぐらい愛らしい世界がそこにはあるわけです。帯に「男性厳禁」とあるのは、僕みたいな変質者じみた人間が乙女の園に侵入するのを拒むために違いありません。

さて、ふくやまけいこさんの作品の特徴の1つに、上記のような愛くるしい少女漫画的な空気の中に、マニアックなガジェットを組み込んでいるというのがあります。それはSFチックなものだったり、ファンタジックなものだったりと様々。
この漫画にもやっぱりそういうアイテム、設定があります。その中でも特に重要なのが、作中BL『ぬるま湯の果て』。ちょくちょく言及されていて、そこに1つの物語が出来上がっていて楽しいのです。で、ずっと読んでいる内に、アミだけでなく『ぬるま湯の果て』の方のキャラまで応援したくなってくるんですね。
そうしたらこの『ぬるま湯の果て』に登場する美男子達とアミ達の状況が似通ってきたりして、彼らの言動にアミが励まされたりするシーンは、何だか入れ子の器が知らぬ間に逆になっていたような感じがしたりも。たまに、僕自身もどちらを応援しているんだか分からなくなったりして、面白いです。
ユイの魅力に他の子が気付き始め、今までのように一緒にいられることが少なくなってしまった時、アミは『ぬるま湯の果て』を読んで涙を流したりしているので、彼女自身もその相似した状況をひしひしと感じてるんだろうなあ。

まあ色々書いてますが、とにかく読んでみて下さい、としか結局はいえないです。言葉で説明するのが難しいんですよね。絵そのものと漫画表現(吹き出しの外の台詞、文章がまた面白いんですよ。柔らかい筆致の書き文字が、イイ味出してるんです)を楽しむ類の作品だと思います。
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