上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
・『明日もひまわり荘!』/松田円

先月号までの3回連続ゲストを経て、今月から連載開始。

一応新連載という形なので、時事ネタ(ハロウィンだとか季節の野菜だとか)に絡めてゲスト時に登場したキャラクター達の顔見せも行われていました。

やっぱり管理人のはなさんが可愛いなあ。見た目だけなら結構若い上に(年齢不詳)、和服に割烹着で家庭っぽさを感じさせるのがポイント高いです。
今月号では、日除け布付きの麦わら帽子を被って野菜の収穫をしてる姿が様になっていて、ちょっとおばさんっぽかったりもしましたが、タイトルイラストでコスプレしているはなさんは妙に若々しかったりもして、そのギャップが良い良い。

ところで松田円さんの4コマには恋愛が付きものだと勝手に思ってるんですが、やっぱり今のところの本命は、みずきにひまわり荘を紹介した大学事務の笹井さんなのかなあ。
他はやけにチャラい上に年上好きの大学助手だとか、人と顔を合わせないようにするため俊足になってしまったと思われるシャイな会社員だとか、そんなんしか今のところ出てきてないですし。
まあまだ始まったばかりなので、今後の展開を楽しみに待とう。



・『花咲だより』/高原けんじ

スポーツの秋ということで、卓球場へと向かうお姉さんと咲太、そして咲太の友人達。
自分が浮かせてしまった球がアウトになりそうになった際にお姉さんがとった行動が、余りにも卑怯過ぎて笑ってしまいました。実際にやられたら咲太同様に青筋立てそうですが(笑

どうでもいいんですが、僕のお気に入り眼鏡っ娘である梅沢さんの前髪が、やっぱり後退してきてるような不安に囚われる。そんなことないとは分かってるんですが……うーん。



・『花の委員長』/大西輪

SPゲスト。先月も載ってましたね。
学年一の秀才・委員長と万年赤点の清水花、2人の少女のおかしな毎日を描いている作品です。

先月に比べると、デフォルメされた絵が多めかな。花の目が白い真ん丸になってたり、キャラクターの頭身が低くなってたりするのが可愛い。
おバカな感じの行動が多い花と、意外に突飛な行動に出がちな委員長のキャラを考えると、この手のくだけた絵柄の方がマッチしているような気がします。
次の掲載も楽しみー。
スポンサーサイト
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
孤独のグルメ ドラマCD

というわけで、『孤独のグルメ』ドラマCDを買ってまいりました。秋葉原のアニメイトに20時過ぎに行ったらもう売り切れてたんですが、ちょっと場所を間違えましたかね。そもそも入荷数が相当少なかっただろうし(友人が午前中に購入した時、人に聞かないと見つけられない程だったとか)。
全体で見たら、それなりの枚数は売れてるんじゃないかなあ。もしかしたら、第2弾も期待できるかもしれないですね。Amazonでは一時的に在庫切れになってますし。

さて、以下はちょっとした感想とか。
作品そのものを知らないとわけが分からないかもしれませんが、まあ普段書いてる漫画の記事もそんなもんだし、今更か。

音楽を原作者の久住昌之さんが制作なさってるようなんですが、所々がどうも作品の雰囲気にそぐわないような気がしないでもないです。特に、『群馬県高崎市の焼きまんじゅう』の回想シーンのBGMに違和感を覚えました。
ネタっぽいOP・EDは、全て聴き終えてみれば意外に馴染みます。

小山力也さんの演技は、全体的に軽め。少し疲れた中年男の空気感がイイなあ。「ちょっとこのゴローちゃん含み笑い多過ぎじゃない?」と最初は感じたりもしたんですが、これはこれでアリ。困惑した時は胸中で笑って誤魔化すような適当さも、ゴローちゃんらしいかもしれません。
どうでもいいけど、『東京都台東区山谷のぶた肉いためライス』での「うまい」って台詞の裏返りっぷりには吹きますね(笑

そういえば、音だけで何となくそのシーンが想像できるようにということなのか、モノローグが色々と増えています。漫画では絵だけで表されている場面とかは、そのお陰で状況が掴み易くなってますね。それがあまりに説明的過ぎて、笑いを誘ったりもします。
ただそのせいで、少し味気なくなってしまう部分もありますね……『東京都板橋区大山町のハンバーグランチ』のラストで、特にそう感じました。呉さんの目に関しては、含みを持たせて色々と解釈できるようにしてある漫画の方が好きだなあ。

そしてボーナストラックのジャック・バウアー風は、色々とおかしい(笑
明らかに狂った妄想に取り憑かれたこのゴローちゃんは、どう考えても日本社会に溶け込めないだろうな……

というわけで、個人的にはかなり満足な出来でした。何度でもリピートできそうです。
ささめきこと(5)

コミックアライブにて連載中、痛快さはなくなってきた百合漫画『ささめきこと』5巻が発売されました。
来月からアニメ化を控えているこの作品、公式サイトができたおかげで「こんなお話です」と紹介するのが非常に楽になったなあ。

試読はこちらで可能です。旧ビューアの方がすぐに読めて楽かと。また、コミックアライブの公式サイトでも第1話は読めるようです。

前巻は過去のエピソード(純夏と汐がその友情を構築していく過程が描かれていました)がたっぷりでしたが、今巻は現在に時間軸が戻ってきます。最初にインターバルを挟んだ後は、再び本編(っていうのかな)が開始。

今エントリでは、試験的に小見出しを付けています。多少は読み易くなるといいな。
色々なレビューサイトを見て回ったところ、こうしてる方が多かったんで真似してみたんですが、自分の(効果的な小見出しのネーミングについての)センスのなさに絶望しそうになりました。それでもめげずに、文章が長くなってしまう時にはこの方式で行こうと思います。

汐の外に向けたキャラ作りと、そのせいで深まってしまう溝

さて、純夏達は2年生になり、下級生を迎える立場になります。というわけで、第26話は入学式からスタート。
たくさんの生徒が集まるイベントですから、普段なら汐はカワイイ子を探すのに懸命なはず。ですが、「カワイイ子いそう?」なんて声をかけるキョリちゃんに、式の最中はキョロキョロしてはダメだ、なんて落ち着いた様子で注意する汐の姿は非常に印象的でした。
彼女の説明によると「お姉サマとしての魅力を磨いて」カワイイ子を引き寄せることにした、なんてことらしいですが、それが嘘なのは自明。
純夏がその感情を爆発させたエピソード(第16話。「――私は 小さくもカワイクもなれないからッ!」との台詞は、僕の胸を締め付けました。思い出してもちょっと泣けてくる)以来、妙にギクシャクしてしまった関係を修復したいんであろう汐が、彼女なりに考えての発言だったわけです。純夏の前で他の子を「カワイイ、カワイイ」と連呼していたバカな自分を戒め、今後は純夏に嫌な思いをさせないようにしよう、と。
また、純夏への恋に気付いてしまった汐は、他の女の子への興味を根本的に失ってしまった、というのもあるんだろうと思います。そりゃあカワイイ子がいれば気にはなるのかもしれませんが、それは今までのように恋や興味に直結していくものではなくて、一般人がテレビで女優やアイドルを見て可愛いなあ、と感じるのと変わらないものなんじゃないでしょうか。

ただ、そんな汐の態度が「ムリをしてる」もののように純夏には見えてしまい、純夏の心からの笑顔は戻ってきません。自分がかつて怒鳴り付けたせいで、汐がカワイイ子を見つけてもはしゃがなくなってしまった、と苦笑する純夏は汐の本心に全く気付いていないわけですが、これは無理もないことなんだろうなあ。実際、汐がその感情を純夏に対してぶつけたことはないわけですから。
お姉サマとしての魅力云々なんて気を利かせた台詞を口にしたつもりが、むしろ純夏をある意味では遠ざけてしまっている辺り、2人のすれ違いが続いている……それどころか悪化しているような感すらあります。本当に、見ていて心苦しい。

もう1つのすれ違い

そんな彼女達のすれ違いが、ついには心理面に止まらなくなってしまうのが今巻です。

純夏の所属する女子空手部の朝練のせいで別々に登校している2人。せめて一緒にいる時間を増やしてその距離を縮めようと思い立った汐は、女子空手部への入部を決意します。
純夏は戸惑うかもしれないけれど、試合に出るには人数が足りない(5人必要なところ、4人しかいない)点を補えるから、そのことで女子空手部の面々も喜ぶだろうし、その勢いでそんな戸惑いはうやむやにできちゃうだろう、なんて具合になけなしの小遣いをはたいて道着まで用意してしまうんですよね。

そしてある朝、汐ははやる想いを抑えつつバス亭で純夏を待ちます。汐と早朝に出会ったことを訝しむ純夏に向かい、汐が意を決して女子空手部入部の話を口に出そうとした途端……
独りぼっちの汐と同じバスに乗り、その仲の良さを見せつけていた新入生の女子2人組が現れます。彼女達こそが汐の女子空手部入部希望の原因の1つなわけですが、何とその2人は女子空手部への入部をその場で宣言してしまうのです。話の展開という点ではある意味非常に空気が読めているけれども、汐にとっては恐ろしいほどの邪魔者っぷりだったことでしょう。
そんなこんなで結局、純夏は女子空手部の朝練に付きっきりになってしまい、汐は彼女と2人になれる時間を獲得できずに終わってしまうのです。

この二重のすれ違いが、汐の心理を孤独へと追いやっているように感じました。表紙の、ぽつんと教室に佇む汐の寂しげな姿が、たまらなく僕の心を抉ります。今まで一緒に表紙を飾っていた純夏は、汐の傍を離れていってしまったんだな……なんて。

そのすれ違いは避けられたか

上で色々と書いてはいるんですが、実をいいますと、汐が女子空手部に入部したところで問題は解決しなかったろうなあと思うんですよね。

一時期、カワイイ女の子を愛する汐に振り向いてもらうために、純夏は空手から離れています。まあその目論見は失敗に終わってしまいますが……とにかく、空手はカワイイ女の子とは無縁なものである、と彼女は考えたわけです。
それにも関わらず汐は、空手バカであるロッテに並々ならぬ興味を抱いていました。そこで純夏が覚えたのが、「ガワさえ好みに合えばいいのか」という苦い感情。自らの体の大きさ、「カワイイ」とはいえないビジュアルには汐は振り向かない、と思い知らされたものこそ空手なんですよね。
そういう意味で、純夏は汐と空手の取り合わせに対して苦い思い出を持っているわけで、汐が女子空手部に入部したところでなあ……と考えた次第です。

また汐は、純夏が空手をしている際に、道場にはほとんど顔を出していないというのもイタイ。
2人の仲を心配している朋絵が気を利かせて、フィットネス気分で汐も空手を始めてはどうか、なんて発言をしてくれるんですが、「やらないよねえ? 風間は そんな 空手なんて乱暴な事」(p.62)と当の純夏は反対気味。それに対し、汐がまんざらでもないような様子を見せると、ほとんど道場に来ないくせに……と手厳しい一言が純夏の口から飛び出すわけです。
汐が気を遣っているんじゃないか、との想いがそこには多分にあるんですよね。どうしていつも通り接してくれないのか、という憤りが生まれてしまうのも無理からぬことでしょう。

気持ちに嘘をつきたがる2人

「これは恋じゃない だって恋は いつか破れてしまうものだから」(p.41,42)
自分の本当の気持ちに気付いた汐が、胸中で繰り返し呟く台詞です。今まで何度も何度も恋をして、そして同じ数だけそれが実らぬ辛さを味わってきた汐の言葉だからこそ、確かな重みを持っているように感じました。
拒絶されることを恐れ、現在の友情関係すら壊れてしまうかもしれないなら、そこには恋なんて存在しないと自らに言い聞かせる汐の心情は、これ以上ない程に奥手な人間のそれ。気になった女の子には積極的にアプローチしていた汐は、もういません。

対する純夏は、汐を見ているだけで幸せなんてことを言っていました。
結局のところ、彼女はただの一度も積極的に動いたことはありません。その感情を吐露した時も結局、汐に対する想いを伝えたわけではないですしね。その、外見的な強さとは対極にある臆病さから出てしまったのが、この嘘なんだと思います。

そして彼女は、自らの中で更に嘘を重ねます。「風間になんて出会わなければよかった」「好きになんてならなければよかった」(p.157,158)
辛いのは勿論分かります。その苦しみが尋常でないことも理解できます。空手において体を動かしている内に、悩みを持たなかった頃の自分に戻りたくなってしまうのも無理はないでしょう。
だけど好きにならなければよかったなんて、本当はそうじゃないんだろう? ……きっと純夏自身が、誰よりもそれが嘘であることを知っているんだとは思うけれど、彼女がそんな言葉を吐き出してしまったことが本当に切なかった。

山崎アケミの消失

とか書くと凄くシリアスっぽくなりますが、全くそんなことはありません。

さて、今巻の冒頭のカラーページを使っている、第25話について少々。
まず、「春のお出かけワンピ」に身を固め、ファッション誌の表紙用写真の撮影に臨む朱宮くんの勇姿から話は始ります。作中でもトップレベルの可愛さを誇る彼ですが、最近は出番が少なめだったので、その実力を発揮しているのは久し振りな気が。

このエピソードでは、朱宮くんのキャラがちょっとオカシなことになってきている点が明らかになったのは嬉しかった。
学校で受けた進路調査に対する回答で、進学でも就職でも無く「お嫁さん」なんてのが出てくるぐらいに朱宮くんは乙女になってしまっているのです。そもそもそれはいわゆる進路じゃない。

そんな彼の前に、ロッテのお母さんであるドロシーさんが初登場。愛くるしいビジュアルを持ちながらもむさ苦しい空手に精を出す娘・ロッテの姿に嘆く彼女は、朱宮くんにロッテを「女の子」らしく教育してくれるように頭を下げます。
それに応えて頑張る朱宮くん。『ささめきこと』において、ここまで頼れる男子がかつていたでしょうか、というぐらいの大活躍。やってる事そのものは全く男らしくないけれど、ロッテに自分の持てるものを叩き込む彼の姿は、ある種の雄々しさすら感じさせます。

それは何故か。
作中のサブ女子キャラは、しっかりとした足取りで自らの道を歩んでいる子が多く、それがメインキャラである純夏と汐の関係性の儚さを一層引き立てているんですよね。
その一方で男子キャラは誰もが(女の子達の世界を壊さないためか、大抵は名無しでしたが)情けなく描写されていて、その対比によって純夏の「男らしさ」が描かれてきたわけです。ところが、新たな一歩を踏み出した朱宮くんは純夏よりも余程「男らしさ」を持っているように思ったのだ、という次第です。

そういう意味ではついに内的に強い男子が登場してきたわけで、今後は外的な強さを持っているに過ぎない純夏の心の弱さが一層輝いたりするかもしれないなー、と「可愛くないところこそが可愛い」女子好きな僕としては楽しみです……なんてことを雑誌掲載時には書いてたんですが、このエピソード以降は、純夏と汐のすれ違いが完全にメインになってしまい、それどころではありませんでした。

完全に余談ですが、この話のタイトルは「彼と彼女の宝物」。彼ってのは勿論朱宮くんで、その宝物が自分への自信になっていく様子が分かって、朱宮くんファン垂涎だなあなんて思いながら読み進めてたんですが……最後の最後で、とあるアクシデントにより、物理的な「宝物」も拝めます。ああ「宝物」ってそういう……(←×
そしてその事故のせいで、山崎アケミ(朱宮くんが名乗っているモデル名。女性のフリをしています)はファッション業界から姿を消してしまうのです。それで「消失」なんて書いたわけですよ。完全にコメディ仕立てなので、今巻で唯一ホッとできるエピソードなんじゃないでしょうか。



というわけで、久々の長文でした。『それだけでうれしい』でNTRについて書いてた時は、とっても気楽に色々とシチュを想像したりしながらの作業してたんですが、今回は結構難産でした。既巻・新巻を読んでは泣きながら、キーボード打ってましたからね!(←×

いけだたかしさんのサイトはこちら→"いけだの国"

関連:『ささめきこと』(3)感想(4)感想
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
創刊3周年ということで、付録(高野文子手ぬぐい・手塚治虫クリアファイル)あり。そのせいでちょっと高くなってます。



・『メルモちゃん』/福山けいこ(原作:手塚治虫)

恥ずかしながら、実は原作を読んだことがありません。アニメ版をちょっと見たことがあるだけなんですよね……なので、原作とふくやま版の差異とかはほとんど分かりません。
スター・システムによるトビオやロックの出演は、この『メルモちゃん』オリジナルなのかな。多少は見知ったキャラクターが出てくると、何となく嬉しいものですね。

全体的な感想としては、ふくやまけいこさんの描くメルモは可愛らしいなあ、とかその程度のことしか出てこなくてアレなんですが、それぐらいロリッとしたふくやま版メルモは魅力的でしたよ、というお話でした。
そうそう、大きくなった状態のメルモは容姿の関係でお転婆っぷりが増したように見えて、それはそれで良かったです。開口一番「ワダアキコみたくなっちゃった」には笑ってしまった。



・『大正野球娘。』/伊藤伸平(原作:神楽坂淳)

乃枝さんと、朝香中学(晶子の許婚である岩崎の通う中学校)野球部の捕手である北見のランデヴーの様子やら、少し本格的になった野球の練習やら。

原作では、ランデヴー時に乃枝さんの正体が割れてるような描写は(多分)ありませんでしたが、こちらの北見は乃枝さんを手玉に取る程のやり手というような感じに描かれていて、強敵だなあと思わせます。

しかし今号の注目点は北見のキャラ云々よりも、2人の別れ際でしょうか。
コミック版の北見はちょっと不細工気味な顔の作りだったので、原作にあるように2人がイイ仲になれるのかなあ、なんて思ってたんですが……その顔が乃枝さんの好みだったことが発覚するシーンには笑ってしまった。一昔前の少女漫画よろしく、バックに花が散ってたりするのはまだ我慢できるんですが、北見の微妙な不細工っぷりがその背景と不釣り合いで不釣り合いで(笑

それにしても、乃枝さんの好みの男性の「顔」については既に伏線が張ってあったのには驚かされました。しかも割とハッキリと、2度に渡って。この辺りは、原作を上手くアレンジしてあって非常に面白いです。

関連:『大正野球娘。』(1)感想(2)感想



・『第七女子会彷徨』/つばな

今回の話は金やんがメイン。
光子(金やんの家に居候している遊歩探査……まあロボットみたいなもの)が転送を受けた未来道具(作品の舞台自体が近未来なんですが、それよりも更に未来ってことです。何か面白いな)「多元宇宙ボタン」によって、自分が存在しない並行世界へと飛んでしまった金やんが、世界のバランスを保とうとする宇宙のヒズミから逃げつつ、見覚えがあるにも関わらず、金やんの過ごしたそれとは何処かズレている風景を見て回る……といったような、SF色がやや強めなエピソードでした。

並行世界が、金やんの知っている世界とほんの少し、だけど決定的に異なることを感じさせたのが、高木さんの存在。並行世界にも高木さんはいるんですが、彼女と友達選定でペアになっているのは金やんでない女の子なんですね。だから金やんのことを知らない高木さんは、その名前すら明らかにされない女の子と一緒に行動している。
決して珍しい話の作りではないんだけれど、普段の金やん・高木さんコンビを生温かく見守っている(気分になっている)僕には、何ともいえない気持ち悪さを感じさせました。

それでも2人は感覚的に惹かれ合うんですよね。並行世界の高木さんが金やんに向けた「よくわかんないけど私 あなたのこと好きかもしれないな」という台詞は、どんな形で出会ったとしても2人の仲は上手くいく! みたいなことを僕に確信させてくれたわけです。ここの金やんの嬉しそうな顔がまた、たまらなく可愛いんですよねー。

関連:『第七女子会彷徨』(1)感想



・とりから往復書簡/とり・みき&唐沢なおき

ネット上ではちょっとしたニュースになってたんで、"からまんブログ"(唐沢なをきさんのブログ)をご覧になってる方は勿論、そうでない方もご存知であろう『マンガノゲンバ』の件(詳細はこちら、その後の顛末なんかはこちら)について、唐沢なをきさんが触れてらっしゃいます。

僕もたまに見てる番組だったんで、どれもこれもヤラセだったらヤだなあだとか、漫画家さんも大変だよなあとか、その程度の感想しかないんですけども、一応取り上げてみました。もしかしたら知らない方もいるかもしれませんし……こんな場末のブログをわざわざ見にくるような方なら、そんなことはないと思いますが。
漫画関連のことを映像で目にすることができる機会ってそんなにないんで、今後は問題なく収録、放送されるといいですね。
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
シュメール星人(2)

ウルトラジャンプ本誌とウルトラジャンプエッグ(web)で連載されている漫画の単行本。
人類が初めて遭遇した異星人、シュメール星人。その中から「駐日異文明ふれあい大使」に選ばれた1人のシュメール星人(邦名:シュメール)の、日本での困難溢れる生活を描いたコメディ作品です。

試読はこちらからどうぞ。

相変わらず、善意で何かしらする度に周囲に誤解されて窮地に立たされたり、行動を起こすタイミングが悪いせいでハプニングに見舞われるシュメールの姿を見ていると、ついつい笑ってしまいます。
子供を乗せたまま坂道を下ってしまいそうになる車を止めるだとか、蓋が外れたマンホールに落ちそうになる女性を助けるだとか、その活躍自体は素晴らしいんですが。

そんな中で珍しく、大した問題も起こらずに人から感謝されたり、大参事を未然に防いだり……なんてエピソードも今巻には幾つか掲載されています。
ただそんな話においても、そういった状況に慣れていないシュメールは、アクシデントを怖がり身構えたりしてしまうわけで、もう緊急事態に対するリアクションが完全に体に染み付いてるんだなあ、と何だか哀れにすら思えてきます。そこが面白いといえば面白いんですけどね。

そんな感じで、話の作りは前巻同様にシュメールを巡るドタバタコメディなんですが、彼がフラストレーションをため込むようなことはやや少なくなってきた気がします。
勿論、彼の気苦労は絶えないんでしょうが、「世間を騒がせてしまっても仕方ないよね」みたいな諦念が彼の中に生まれ始めてるような感じがしないでもないんですよね。人間社会での暮らしもそれなりに長いにも関わらず、相変わらずやたらと迂闊ですし……

ところで今巻に入り、同じキャラが複数のエピソードに渡って出番が与えられるようになりました。
1巻にも登場していた無愛想なウェイトレス・湯上緋澄(名前の割には可愛いとこもあったりします)や、その妹である灯音里(こちらは姉と似ても似つかない、明るく人懐っこい女の子)、灯音里が勤める喫茶店のマスター、シュメール同様に不器用な女性警官・殴田掌子、更にはシュメールを厄介事に巻き込む才に長けた、思い込みの激しい隣人の木結杏なんかも度々出てきます。
僕としては、1話1話で登場するキャラが異なる1巻よりも、こういった形式の方が好み。お気に入りのキャラにはたくさん出てきて欲しいですし、シュメールの周りにも着々と人間関係が構築されてるんだなあ、と感じさせますしね。

そんなこんなで、きちっと笑わせてくれるコメディ漫画です。個人的にはとてもオススメ。

関連:『シュメール星人』(1)感想
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。