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ウェブ上において一所に腰を落ち着けることが何故できないんだろう、とよく思います。現実世界では家から出ることすら面倒臭がってしまうというのに。

というわけで、旧ブログ"漫画メモとか。"より移転しました。自前の画像(漫画の一部を、撮影やスキャンしたもの)をなるべく使わずに記事を書こうという決意の下に、かつて記事内で使ったそれらを消去する作業を始めてみたはいいものの、画像ありきで説明している作品紹介みたいなものが非常に多かったので、それならいっそ以前のものも一定期間残しておいて、新しくブログ始めちゃうか……という流れです。幾つかの記事は、以前のところからそっくり持ってこようかなーという考えもあります。

今後は表紙の画像だけ、amazonから引っ張ってこようかと思います。ついでにリンクも貼っちゃいますので、ご注意。
そんな感じで画像の使用が少なくなるだけで、以前のブログとやることは変わらないと思います。漫画(4コマがやや多め)の簡単な紹介とか、下らない雑記とかをちびちびと書き溜めていこうかな、と。



早速、最近読んだ漫画のメモでも。

・『駅弁ひとり旅』(8)/はやせ淳(監修:櫻井寛)



漫画アクションにて連載中の、鉄道と駅弁についての漫画の単行本。
弁当屋を営む大介(表紙の髭。弁当の食べ過ぎで太いんだと思います、多分)は、奥さんから結婚10周年記念に日本一周鉄道旅行をプレゼントされます。幸せな髭ですね。そんな彼の旅行の様子を描いている作品です。

試読はこちら

今巻の舞台は、岩手から宮城(南下中です)。石ノ森萬画館なんてのが出てきたりしました。
駅弁と鉄道を2本の柱にして進む漫画なので、基本的にはその情報だけで紙面は埋まってしまいますが、時には大介が旅先で触れた風景や文化なんかも描かれているので、パラパラとページをめくっていると意外な発見があったりもします。

さて、僕が今回最も気になった弁当は「注文の多い料理店」。言うまでもなく宮沢賢治の作品が由来の弁当なんですが、実際には『注文の多い料理店』ではなく『ビヂテリアン大祭』にヒントを得て作られたものらしいです。弁当の包み紙の写真も載っていたりして、なかなか可愛らしいものでした。実物を見てみたいなあ。
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空の下屋根の中(1)

まんがタイムきららキャラットにて連載中の4コマ漫画の単行本。
高校を卒業し、無職になってしまった香奈絵(表紙・ベッドで寝転がってる女の子)の奮闘劇を描いた……いや奮闘はしてないかな?……まあとにかくそんな作品です。

試読はこちらで。

単行本前半では、ちょっと自堕落な香奈絵の生活を堪能できます。
やる気が全くないわけでもないんだけど、求職活動っていっても何をすればいいのかはいまいち分からないし、結局大したことはできない。そんな状態なので、時間だけは幾らでも使えるわけです。疲れたらすぐに休んだり、あまり意味のない思考をぐるぐるさせて暇を潰したり……

そんな生活を続けていると、「明日やれば大丈夫なことは明日やる」みたいな思考パターンになってしまいます。これは別にやる気がなくなってるわけじゃなくて、自分の中での「やる気」のハードルが下がってくるような感覚だと思うんですよね。それまでは普通にできていた「今日やれることは今日やる」と、「明日やれば大丈夫なことは明日やる」が同価値になってしまって、自分の中では後者を選んでも、それは十分にやる気のある行為なわけです。僕も大学卒業して、申し訳程度のバイトと勉強以外には何もしてなかった頃はこんなでした。

そんな香奈絵も、接客業で頑張る友人のまゆこ(表紙・漫画を読んでる子)の頑張る姿を見たり、従妹の小学生に諭されたりして、単行本の後半からはおもちゃ屋さんでのバイトを始めます。
バイトの面接なんかが描かれ始めた時は、バイト面接にひたすら失敗したり、無事に受かってもすぐにヘマをしてクビを切られるようなエピソードが続くんだろうか、と心配になったりもしたんですが、別にそんなことはありませんでした。
きちんと仕事仲間とコミュニケーションをとり、それなりに仕事もこなし、給金を得る。なもんで、帯の裏にある「ニート」って煽り文句はちょっと誇張かもしれませんね。話の前半では「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」も満足に言えなかった彼女も、後半では立派に働いているわけです。

こう、ゆるくてもいいから前に向かおうとする意思があれば、意外と人生何とかなるんじゃないかなあ、と思わせてくれる作品だと思います。別に就職前の腰掛けとしてでも、とりあえずはバイトでもしてみればいいじゃない。どもったり人の目を見れなかったりっていう欠点だって、数をこなしてる内に解決することだってありますよ、なんて。
とはいえ、やる気が全くなければ厳しいかもしれないな、と感じさせるのが描き下ろしのおまけ漫画に登場する青年。やけに上から目線だったりする辺りは、まさにネット上で想像されやすいニートのテンプレ的な感じ。親から就職を迫られ、小遣いもカットされ、引きこもり生活の生命線であるPCが壊れてしまった彼に明日はあるんだろうか。

双見酔さんのサイトはこちら→"とどかない そら"
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
森田さんは無口(1)

まんがライフMOMOにて連載中の4コマ漫画が単行本化。
帯を見ると分かりますが、何でもかんでも考え込んでしまう癖がある森田真由は、要点をまとめて喋ろうとする性格も相俟って、人一倍無口。そんな彼女の生活・生態を色々な形で描いているのが、この作品です。

試読はこちらで。

あまりにも無口なため、周りの人間に勝手なキャラ付けをされてしまう事がよくある森田さんですが、彼女自身はそれに気付いていない事が多く何とものんびり。
結構素直で優しい森田さんなので、友人やクラスメイトも、無口と言う点をそこまで悪くは捉えていない辺りに実に友好な関係が見て取れます。

この漫画を読んで強く感じたのは、現実世界では女子のモノローグが聞こえなくて助かったなあ、なんて言う下らない事。
望まずテレパスとなってしまった人間の苦悩と言えば、古今東西語られてきたテーマなわけですが、僕にとって心が読めるようになったら1番ショックなのは、女の子達の内心を知り得てしまう事なんじゃなかろうか、と思った次第です。勿論、周りの人間が自分をどう捉えているかが分かるってのも怖いんでしょうが、心地良い空想に浸れなくなっちゃうってのが多分何より辛い。

閑話休題。
そんな森田さんが育った家庭環境は割と単純です。彼女の家族は、ちょっとした遊び人のお父さんと、それを冷静に攻める(誤字では無いです)お母さん。お母さんの教育の結果、森田さんは聞き上手を超えて無口に。だけど何だかんだでラブラブな2人の下で育った森田さんなので、いい娘なんです。

さて、ここらで僕の1推しのキャラについてでも。
森田さんの友達の女の子には、全員名前が与えられています。男子は残念ながら友人の域まで辿り着いているのがいないんで、無名。男は妄想でもしとけ、って感じなんでしょう。まあ実際、森田さんと仲良くなり過ぎると、幻滅しちゃう男子もいそうなんですよね。
それはともかく、何度となく登場しているにも関わらず、少なくとも単行本においては名前が明らかになっていない女の子が1人います。

最初はちょっと空気が読めないだけの、森田さんの1友人って感じでした。それが段々とストーカーチックになり、ついには他の子と森田さんが親しげにしてるのを見ると爪を噛み始める、何だちょっと怖い子に……
これまたキモさと可愛さを兼ね備えたキャラが出てきたな、と雑誌で見た時は思ったものです。彼女に名前が与えられていないのは、男子が森田さんの交友関係から排除されている事と同じ観点から説明出来たりしないかな。しないだろうな。しませんね。
それはさておき、彼女の思考は作中の男子のそれに通ずるものがあるんじゃないかな。「真由ちゃんの声しばらく聞いてないなあ」なんて言ってますが、これは彼女自身が森田さんと言葉を交わしたわけでは無く、他の誰かとの会話で森田さんの声を耳にしただけなんじゃないか、とかそもそも声を聞いたってのも彼女の妄想なんじゃ……なんて勘繰ってしまったりもします。実際、突然の事とは言え声をかけられたにも関わらず、誰の声だか分かってないシーンもあるしなあ。

なんて具合に好き勝手書いてますが、最近は雑誌の方をチェックしてないので、実はもう名前から何から全て明らかになってたりしたらアレですね。まあ仕方ない。とにかく彼女が好きです。

作者である佐野妙さんのサイトはこちら→"日常絵茶飯事"
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
となりのなにげさん(1)

まんがホームにて連載中の4コマ漫画の単行本。
誰かがちょっとしたことで困っていると、疾風のように現れて何気なく助けてくれる。そんな少女、なにげさんの姿を描いている作品です。

こちらにて試読が可能。この作品はダブルクリックしないと試し読みページに飛べないかもしれません。

なにげさんはとにかく神出鬼没。日常で起こる、ちょっとしたトラブルに対処するために何処にでも出てきます。試読部分で見られるだけでも、3年生の下駄箱、図書室、挙句の果ては男子トイレにまでやってきてしまうのです。男子トイレに関しては、助けてもらう側もかなり恥ずかしいような気がしますね。ありがたいんだけど、ちょっとありがたくない。
しかし男子トイレより何よりも突っ込みたくなるのが、宿題を忘れた女子生徒のために、窓から彼女の部屋に入り込むシーン。じゅ、住居侵入だコレ!住居権者の意思を侵害してるかどうかがカギになりますね(どうでもいいですね)。さて、この後のコマでなにげさんは「廊下に落ちてた」なんて嘘をつくわけですが、そこまでして「何気なさ」を演出するその根性、そして相手側に必要以上に感謝の念を抱かせない気遣いには一目置かざるを得ません。

そんななにげさんですが、トラブルの種類によってはどうにもならない時もあります。高い場所にある電灯の付け替えをしようとしたら背が足りなかっただとか、虫が苦手(こういうところは、なにげさんもやっぱり普通の女の子なんだよなあ、と思わせてくれる部分。何処からともなく出没したりもするけれど、別に超人ってわけじゃないんですよね)なのでその退治には乗り気でなかったりだとか。特にG(黒光りするアレ)はダメそう。その気持ち、よく分かります……

ところで、トラブル解決の際に、制服やら鞄やらから色々なアイテムを出してくれるなにげさんですが、某異次元に繋がっているポケットみたいに、幾らでも道具を持ち歩けるわけではないようです。そのことが判明するのが、衣替えの季節。半袖の制服がアイテムでぎっちぎちになってしまうのです。まるで大リーグなんちゃらギプス装着者。誰か薄手の長袖を作ってあげてー。

こんななにげさんが大活躍する本作ですが、どの生徒もある程度は彼女に頼りつつも、最初からそれを期待してるってわけではないのがイイ。あくまで、不測の事態に「困っている」人を助けてくれるのがなにげさんで、周りの皆もそこを多かれ少なかれ理解してるんですよね。自分でできることは、きちんと自分でやる。そう意識してる(ように見える)生徒達の姿が、何とも好ましい。どうでもいいけど、こういうこと書いてるとオッサンになったなあ、と思います。
ただ、一部では、普段頑張ってる人が困った時には助けてくれるみたいな都市伝説っぽくなってるのには笑ってしまいました。出会えて嬉しいって、どんな希少動物だよ。ちなみにこの噂に触発され、ちょっとささくれた感じの少女・咲は部活動に生徒会活動にと励むことになるわけですが、その様子もなかなか面白いです。

さて、その献身っぷりから皆に慕われるなにげさんですが、中には彼女に恋してしまう人間もいます。それが度々登場する大野くん。
迷子を見かけて声をかけるも、そのまま放っておけばなにげさんが助けに来るんじゃ、なんて考えて姿を隠す彼。いやはや、キモイ……その思考もちょっとアレですが、何よりも動き自体の怪しさが凄いことになってます。微妙にストーカー化しつつあるので、今後が楽しみ、もとい心配な少年です。

まあ実際なにげさんみたいな子がいたら、そりゃ惚れるよなあ……と、周りにちょこちょこいらっしゃる傍若無人な女性に辟易してる僕としてはそう思うわけでした(←×



橘紫夕先生のサイトはこちら→"DEAR MINE"
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くおんの森(1)

子供から大人まで、道行く誰もが、本を読みながら歩く程に書物に親しんでいる不思議な町、栞ヶ浜。そんな栞ヶ浜に引っ越してきた高校生の少年・魚住遊紙(表紙・左)は、祖父も通ったという栞ヶ浜学園で、本の記憶ともいうべき"文字"を喰う紙魚(表紙の空飛ぶ魚)を飲み込んでしまいます。
突然の事に困惑する彼の前に現れたのは、モリビト(「森」を構成する3つの木を「本」に置き換えて、モリと読ませる造語に、「人」)と名乗る少女。本と人とを守(も)るという彼女との出会いによって、遊紙少年は色々と不思議な出来事に巻き込まれていきます……と言った感じの漫画です。

日常と非日常の入り混じった、ファンタジックかつややレトロな世界観が魅力的。モリビトが住まう「モリ」は、誰しも1度は訪れる、皆の中に在る場所であり、「人が本を手にとる時 それは本に呼ばれているのだ」との事で、日常世界との地続き感がたまりません。
新たな本を開く時の胸の高鳴り、それを読み進めている間の現実からの一時的な遊離、そして全ての頁を繰り終えた時に訪れる余韻と、一抹の寂しさ。確かに言われてみれば、何らかの書物を手に載せた時にはもう、「モリ」への扉は目の前にあるのかもなあ。

個人的には、絵もとても好みです。人物は割とシンプルに描かれていますが、背景の描き込みは時々かなり細かめ。台詞の量も多めだし、B6サイズよりも大きめの版で読めたら嬉しかったかもしれない。
全体的に影の色濃いシーンが多く、そのせいかとても落ち着いた雰囲気が醸し出されていて、それがまた話に合っているのがイイのです。

モノローグを交えた会話の運び方が独特なので、そのテンポを掴むまでに少し時間がかかるかもしれませんが、1度流れを呑み込んでしまえば、その間を楽しめるようになり、作品の更なる広がりがそこに見えてくる……ような気がします。いわゆる行間を読み解く、その導入を台詞が上手く果たしてくれている、といった感じかな。

さて、上で人物は割とシンプルに描かれていると書きましたが、だからこそ滲み出る可愛さというのもあるわけです。女性キャラは今のところ少なめなので、まだまだ油断は出来ませんが、僕の1推しはやはりモリ様です(表紙・右。モリビトの事です)。
何気にちょこちょこと服装や髪型が変わっているので、ちょっとしたファッションショーみたい。単行本の表紙を外すと色々な格好のモリ様が見れるので、気になった方は是非ご購入をば。とらのあなではカバー裏と同様の柄のブックカバーなんかが付いてきてお得です。

釣巻和さんのサイトはこちら→"雨花"
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