上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
執事とお嬢様(1)

別冊マーガレットにて連載中の4コマ漫画の単行本。
『メイちゃんの執事』とか『●執事』とかが大好きな人に贈る、というようなコピーが帯に書いてあるんですが、「ちょっぴりイジワルでワガママなお嬢様と、健気で地味顔の執事が繰り広げるフレッシュギャグワールド」(別冊マーガレットの公式ページより)な時点で、明らかにターゲット層が違いますねコレ。
というわけで、外見も仕事ぶりも別にカッコよくも何ともない執事・関川正彦(表紙・眼鏡。眼鏡までそっくりな、同じような顔をした弟と妹がいるとかいう、完全にギャグキャラです)やお屋敷に勤める使用人達が、ワガママで少し子供っぽいところのあるお嬢様・大城椿(表紙・黄色いドレス)に振り回される様子を描いている作品です。

試読はこちらでできます。

このお嬢様、見ている分にはなかなか面白いです。
黙っていればまさに「お嬢様」といった外見と、それにそぐわない傍若無人っぷり(お見合い相手に向かってこわっぱだとか、崖から突き落とすだとか言い出してしまったり、久々に帰国した父親から金銭を強奪したり……)とで、まずクスッと笑わせてくれます。
それに加え、実はぬいぐるみが好きだったり、誰も見ていないところではぬいぐるみで1人遊びをしたりという、傍若無人さとは対照的な、無邪気な面も持っているんですよね。
そんな2つのギャップでもって、お嬢様は僕の心をがしっと掴んでしまいました。清楚なお嬢様→ワガママどころか、ちょっぴり怖い女王様的なお嬢様→だけど心根は純粋なお嬢様……と、その姿をくるくる変える彼女はなかなか魅力的だと思います。

そんなお嬢様ですが、後半になると毒気もかなり抜けてきて、何処かほんわかとした空気すら備えた無邪気な女性になってきます。同時に顔の簡略化も進み、どんどん丸顔になっていくわけです。
そんな感じで彼女が(内外共に)丸くなっていくのと同時に、話の内容もお嬢様のキツさがアクセントになっていた前半に比べて、お嬢様や執事、使用人達の触れ合いが目立つ、何処かほんわかとしたものへと変化していきます。
どちらが良いかというのは人によると思うんですが、お嬢様の周辺人物もなかなかイイ味を出してるのが多いので、後半は後半で僕は楽しめました。
スポンサーサイト
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
もう一昨日になりますが、谷中にある全生庵に幽霊画を見に行って来ました。日本画についての知識があるわけでも、特に幽霊についての興味があったわけでもないんですが、以前から円山応挙の幽霊図(真筆かどうかは明らかになっていないらしいですが)ぐらいは一見しておきたいなー、と思っていたんですよね。
何故よりによって風雨の激しかった一昨日を選んだのかといいますと、ただ単に8月いっぱいの公開なのを忘れていて、気付いたらもう31日だった、とまあそれだけなわけです。

さて、『牡丹灯籠』『真景累ヶ淵』で知られる三遊亭円朝のコレクションなだけあって、ずらりと並んだ幽霊画はどれも惹き付けられるものでした。素人なので絵そのものの良し悪しは分かりませんが、見ていて飽きないことだけは確かだと思います。幽霊画と一口に言っても、色々なものがあるんだなあ、とそういったことを確認するだけでも楽しいんじゃないかな。
個人的には、異常なまでの色っぽさを湛えた『蚊帳の前の幽霊』(鰭崎英朋)や、袂が透けていて幽霊だということが分かっても、その隠された顔を覗き見たくなる『皿屋敷』(池田綾岡)、騙し絵的魅力に満ちた『月に柳図』(光村)辺りが印象に残っています。

幽霊画の背景にあるものや、そこに用いられている技法なんかが分かっていれば、もっと実のある見方ができたのかもしれません。まあ、付焼き刃の割には楽しめたから良しとしよう。↓が割と参考になりました。


上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。