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ちょー!えど幕末伝

まんがタイムジャンボで連載されていた作品が単行本化。
江戸幕府による統治が400年続いたifの世界で、ペリーや龍馬がもし女の子だったら……といった感じの、コメディ仕立ての4コマ漫画です。

試読はこちらで。このダブルクリックしないと飛べない仕様は、どうにかならんのかしら。

鎖国の時代が400年以上続く、とある島国が舞台。
色々と技術は発達してるんだけども、思想や制度は旧体制のものを引きずっている社会がコミカルに描かれています。風刺とかそういうのではなく、本当にただ単純に面白く。
随所に見られる固有名詞がまた単純なんですが、下らなくてイイんですよね。"えど急ハンズ"だとか"えど空の木塔"だとか……まんまじゃねえか(笑

ただ単に笑えるだけでなく、ifな世界ならではの、想像を掻き立てる作りがしっかり楽しめるのもこの作品の魅力なんじゃないかと思います。
例えば幕府と藩の関係性は保たれたままなせいか、地域の格差が著しく、携帯電話やパソコンといった道具が普通に登場する一方で、文化の中心地である"えど"から遠く離れた地の人間の中には、未だに携帯から発される電磁波だとか写真撮影への恐怖が残っていたりもして、確かにこういう事態もあり得るのかもなあ、なんて笑いながらも唸らされたりするわけです。
そういう意味では、作中の所々に現れる「現実世界との差異」が生まれた原因や、そこに至った流れなんかに思索を巡らせるのもなかなか楽しかったりします。妄想好きな方にはこのゆるーい世界観はオススメ。

と書いてはみましたが、この作品最大の魅力は可愛いキャラなので、そういった脳内補完には興味ないよって方にもオススメです。
歴史上の人物の一般的なイメージを基にして大胆に女の子化しながらも、その原型を微かに残してはいるのが親しみを持ちやすい理由なのかな。坂本リョーコは異国や外界のことに興味津々で、土方トシコはややキツイ性格ながらも部下をまとめ上げる器量の持ち主で……
これでもか!ってぐらいにステロタイプな方言も、のんびりとした世界観にマッチしていて、何だか愛らしく思えてきたりします。まあ西郷さんは「もす」「もす」言い過ぎですが(笑

個人的には、完全に家出少女的な扱いの坂本リョーコが好み。
ウェービーな髪型といい、故郷の姉が大好きなところといい、「それっぽい」感じが非常にグッドです。その一方で"メリケン"から密輸してる商品がスイーツだったりする辺り、女の子らしくて可愛いんですね。

そんなこんなで、1冊で終わってしまうには勿体ないなあ、と感じさせる作品でした。



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テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
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