上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
三色だんご(3)

まんがタウンにて連載中の4コマ漫画の単行本、3冊目。
ズレにズレた母娘の織り成す、傍迷惑な日常を描いている作品です。

売れない女優ながらも異様にプライドが高く突飛な言動が目立つなでしこを始め、その恋人でドMでファッションセンスゼロな市川さん、とにかくのんびり異常なまでのマイペースっぷりを発揮するはこべさん、ツッコミをこなしつつもやっぱり何処かオカシイよもぎの4人が主人公格。基本的には彼女達だけで話を回していて、とにかくテンポの良い会話とハイなノリが特徴的です。
シリアスなエピソードは皆無に等しい(今巻にはほんの少し含まれてますが……)ですし、BL作品に出てきそうなイケメン同士のちょっとした絡みも無いので、イロモノ揃いの山田まりおさんの作品の中では、かなり気軽に読める方なんじゃないかと思います。

奇人揃いの登場キャラの中でも一際異彩を放っているのが、長女のなでしこ。
時折獲得した仕事でも、とにかく場当たり的な行動が目立ちます。そもそもよくオーディション通ったな……と言いたくなる程の仕事ぶり。そんな彼女は今巻ではほとんど仕事が無く、主にプライベート方面で活躍しています。
家に置いてあるネズミ捕りに引っかかったり、親知らずを抜いたら何故か顔全体がぱんぱんに膨れ上がったり(某アンパンの人みたいになってます)と、言動でない部分でも笑わせに来る彼女のアグレッシブさには惚れ……ないか。

そんななでしこの母親でありながらも、全く異なってゆるーい空気を身に纏っているのが、マイペースな未亡人・はこべさん。
その天然ママっぷりはたまりません。親戚に借りた別荘に遊びに行っても、何故か持参している飯盒でご飯を炊こうとしたり、作り過ぎたおせちを重箱に見立てた引き出しに盛り付けてみたり……山田まりお先生が描く同じタイプのキャラである『ママさん』の和美さんよりも、個人的にはこちらの方が好き。娘達とのんびりと暮らしているだけなので、背負ってるものが少なくて気楽に見えて、そこが和むんですよね。

さて、なでしこには市川さんという、同じく売れない俳優として頑張っている彼氏がいます。なでしこに虐げられつつも付き合いを続けているだけあって、これが非常にマゾい。時には、右の頬をぶたれれば左の頬を差し出すような精神の持ち主です。
そしてファッションセンスが酷い。とはいえ、そのヘタレっぷりと妙にマッチしているからたまりません。「巻き貝」という文字と小さな巻貝がプリントされてるTシャツを着こなせるのは、市川さんだけ!

そんな彼がひょんなことからメジャーなドラマに抜擢され、人気が少しずつ出始め、共演者の人気女優(これがまた恐ろしくドSな女性。酔うと本来の意味で相手を食うのです……よく考えたらこれ、ドSとは関係ないですね)との関係が噂されるようになり……とまあ、この作品にしては珍しく少しシリアスなエピソードが描かれているのがおの3巻なわけです。
ただ、そんな空気を物ともせず各所で笑わせてくれるので、ハイテンションなギャグが好きな方にはオススメな作品。



山田まりお先生のサイトはこちら→"まりお御殿"(BLネタは隔離されているので、興味ない方はクリックせんようにしましょう)
スポンサーサイト
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
こーしょー19さい(1)

メンズヤングで連載中の4コマ漫画が、単行本化。
深夜アニメにちょこちょこと出演し、少しずつファンを増やしている公称「永遠の19歳」声優の正体は、11歳の小学生女子だった……とまあ、そんな感じの作品です。

逸架ぱずる先生ご自身制作の紹介ページはこちら。これだけ見れば十分な気もします。

紹介ページにあるように、主人公・和泉乃音ちゃんは年齢を偽って活動している小学生声優。
声優としても着実に人気を得てきている(初期はちょい役を中心に懸命に仕事していますが、1巻終盤にはレギュラーキャストを獲得したりも)ことから考えるに、キュートな声の持ち主なんだと思います。で、顔も可愛めで黒髪ツインテール。ちょっと年の割にはマセていますが、性格も良好。しかも小学生で声優って……どんな天使だよ!(←×

しかも初期はパンチラやおっぱいがてんこ盛りなアニメにばかり出演しているため、その手の台詞もお手の物。
「私を大人にして下さい」なんて、小学生が口にする言葉じゃないよ!そういった台詞の意味を、嬉々として教えてる周囲の大人がヤらしい(主にお母さんですが……)。しかも電気あんまに至っては、実際に乃音ちゃんにやってもらうとか……全くもって、うらやまけしからん!

といった感じで、一部の特殊性癖を持った方々には凄まじい程の人気を得られそうな乃音ちゃんですが、実際には知名度はまだまだです。
どうしてかと言いますと、彼女は顔出しNGで仕事に励んでいるためなんですね。イベントにも出ない、ブログでも顔は見せない、雑誌インタビューも文字だけ……と、徹底しています。深夜のちょっとえちぃアニメとかで名前を売っている最中なんで、義務教育中ってことがバレると問題もあるんでしょうかね。あとは変なヲタが付くのが怖いからというのも考えられます。

この「顔出しNG」の設定は、元・声優ヲタの心をくすぐります。
アニメ好きだったり声優ファンだったりの中には、声優の顔出しについて色々と拘りを持ってる人もいるんですよね。自分が(勝手に)抱いているキャラのイメージに合わないのはイヤだとか、パソゲなんかだと顔が好みでなくて「使えなくなっちゃう」こともあるから見たくない……なんてのはよく聞きます。ラジオでのトークを聞いていたりする内にその声優さんに親近感を覚えてしまい、「使えなくなっちゃう」んだよなー、というような話をしてくれた友人もいました。
そういった点を昨今の女性声優事情も含めて考えてみると、顔出しNGが徹底されてたりすると、どうしても「中身はオバさんなんじゃね?」「よっぽど残念な顔なのかな」みたくマイナスなイメージが頭に浮かんできてしまうのはどうしようもないよなあ、と思わせる設定なわけです。で、そういった会話を聞いた乃音ちゃんが怒り出すエピソードもあったりして、上手いなーなんて感心した次第。



どうでもいいですけど、現実だとスペクラ所属の子なんかは若い段階で声優デビューしたりしますね。そして可愛い。小川真奈さんとか、Nansho Kidsにいた子達とか……それでも中学生が多かったかな。

逸架ぱずる先生のサイトはこちら→"ぱずる座"
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
ささめきこと(6)

コミックアライブにて連載中、昨年末終了したアニメも良い出来だったように思われる百合漫画『ささめきこと』6巻が発売されました。こんなお話です。明かりの消えた教室で1人寂しげに佇む汐が描かれている前巻の表紙とは対照的に、今巻のそれでは、温かそうな陽光が窓から差し込んでくる廊下で、ロッカーの陰からこちらを見て微笑んでいる汐の姿が見られます。明るい展開を予感させるものでイイですね。

試読はこちらで可能です。旧ビューアの方がすぐに読めて楽かな。また、コミックアライブの公式サイトでも第1話は読める様子。ついでに今なら4月号のカラーページも閲覧可能ですよ。

共に相手への想いを打ち明けられず、自らの気持ちに嘘をつこうと努める純夏と汐の姿があまりにも切なく涙を誘い、読んでいるこちらとしてはとにかく胃が痛い展開がてんこ盛りだったのが前巻だったわけですが、今巻は中盤からとってもハッピーな気分になれました。表紙の汐の微笑が、彼女の本心からのものだということがよく分かります。

汐の感情の爆発

といっても、序盤にはまだ心苦しいエピソードが続きます。それが第31話『思いしものを』。
第30話では、純夏が逃避の手段として、汐と出会う前に親しんでいた空手を選びそれに没頭しようとしていましたが、この第31話ではそういった逃げ場を持たない汐の慟哭が描かれています。

それはあまりに激しく、痛々しいもの。自室で声にならない叫びを上げながら、大事にしていたはずのファッション誌(可愛い子が載っている)を投げ捨て、床に拳を叩き付け、仰向けになり足をばたつかせる彼女は、まるで駄々をこねる子供のようにも見えました。「なんですみちゃんは私の側にいてくれないのよぉ……」という台詞(p.15)なんかはまさにそれですね。

とはいえ、自らの本心を告げれば純夏は離れていってしまうかもしれないと恐れを抱いて、友人としてでもただ純夏と共にいたいという願いを持って笑顔を作っていたにも関わらず、皮肉なことに純夏はその笑顔にこそ汐のぎこちなさを感じ取り態度を硬化させてしまった上に、女子空手部に入部した1年生コンビ・蝉丸まゆと松原恋乃のせいで、歩み寄りの1つのルートが潰れて(彼女達には何の罪もありませんが)……告白してその関係を壊すか、告白せずに関係を維持するか、というジレンマ(彼女がそう思い込んでいるに過ぎないけれど)に苦しみ、そこに決着を付けたつもりが事態は悪化する一方では、汐が上記のような言葉を口にしてしまうのも無理は無いのかもしれません。

一歩前進

さて、汐は暴した際に腕を骨折してしまうんですが……それを巡る一件により自らの失敗をしっかりと受け止めた汐が成長することで、純夏との関係も再び良好なものへと戻っていくのです。これがホントの怪我の功名(←×

その関係性の修復は、汐が骨折してしまったことを純夏が知ったところから始まります。
色々と複雑な感情を抱えつつも、汐が怪我をしたと知った途端に頭は彼女のことでいっぱいになり、授業中にも関わらず外へ飛び出してしまう純夏。
そして「……イヤ! もう嘘はイヤ!!」(p.36)と自らの本音を裏切ることへの辛さに耐え切れず、汐が純夏のことを想っているところに、純夏は颯爽と登場するのです。走るには向かない制服と革靴のまま、汗を滝のように流して、肌に髪を貼りつかせた状態で。だけど、そんな彼女はとてもカッコイイし、愛らしい。汐のために後先考えず、体が勝手に動くままに病院まで駆け付けてしまう純夏の姿は、僕の心を鷲掴みにしました。そしてきっと、汐の心も。

自らのために泣いてくれる純夏の姿を見て汐が何を感じたのかは想像するしかありませんが、この後立ち直った彼女は「すみちゃんに頼らなくても 大丈夫になるの」(p.44)と吹っ切れ、告白以前に、純夏に依存してしまっていた状況の打破を意識するようになります。
そんな、迷いから抜け出した汐を見て、純夏も「なんか細かいことはいいかなって 風間が元気でさえいてくれれば」(p.48)と心からの笑顔を取り戻すんですね。この辺りの展開には、本当にホッとしました。

で、2人の関係は元に戻るだけでなく、更なる展開を見せます。
朋絵が汐との会話の中で「いっそお互いの想いを伝えてしまえばよかったと 後悔もしたさ」(p.46)なんて口走ってしまったため、汐は純夏の気持ちを間接的にではありますが知ることになるのです。この後の汐の、喜びと幸せを噛みしめる様子を見ていると胸がいっぱいになります。「ついに見つけちゃったの カワイイよりも素敵なこと」(p.72)という台詞もたまりません。最近はもう、すっかり汐に感情移入してたからなあ。
そして本当にシャレにならない程にグッと来たのが、第34話での仮面を通してのキスシーン(単行本描き下ろしとかいう話です)。今度は汐が純夏に仮面を被せて、汐から……なので、第3話のそれとは反対です。
第3話では、純夏に好きな相手が出来たと勘違いした汐が、純夏の練習のためにと仮面を用意したわけですが、今回のキスも汐にとってある意味では練習なのかもしれません。ただ、それはいつか来るべきぼんやりとした「誰か」を想定しているのではなく、はっきりと純夏を相手取って直接唇を合わせる前の予行なんだろうな、なんて思うともう見てるこちらとしても恥ずかしいやら嬉しいやら……

2人の関係を支える、素敵な友人達

『ささめきこと』は主に純夏と汐の2人を巡る物語なわけですが、その脇を固めるキャラクター達にもやっぱり役割があって魅力的だったりするんだよなー、と意識させられるのがこの6巻でもありました。

特に出番が多かったのは、朋絵。5・6巻では彼女が友達をいかに大切に思っているかというのも描かれていたりして、アニメに比べると描写が少なめとはいえ、彼女の活躍も楽しめる展開だったように思います。
朋絵は1人だけ年上な上に、自らの力で道(学外での仕事にせよ、プライベートにおけるみやことの仲にせよ)を切り開いてきただけあって、非常にバランス感覚が優れていて精神的にも安定してるんですよね。外の立場から状況を見てアドバイスをしてくれる彼女がいなかったら、もしかしたら純夏と汐の関係はもっとこじれていたのかもしれません。しっかりと2人のことを見守ってくれている彼女のおかげで、こちらとしてもギリギリのところで安心して、ことの次第を追っていられたように感じます。

そして、この6巻でもう1人重要なポジションを担ったのが、蒼井さん。汐の怪我を純夏に知らせたのは、偶然病院に居合わせた彼女なのです。
純夏と汐、互いの想いは相互を向いているにも関わらず、微妙に噛み合っていないという関係性をきちっと把握している上に、更に女子空手部とはまた別の立ち位置にあってギスギスした2人の現状を知らない蒼井さんが、ここでかすがいのような役目を果たせたことが嬉しい。女子部の面々との絡みが描かれなくなって久しい蒼井さんだけど、やっぱり皆と一夏を共に過ごした友達なんですよね。
勿論、他の誰が連絡したところで純夏は汐のために走り出すんだろうけど、ここで蒼井さんが出てきたことに、純夏達が積み上げてきた1年の大きさみたいなものを感じたりしたわけです。迷走を続けてしまった2人の傍には、何だかんだで素敵な友人がいる、と。



また今回もキーボードをちょこちょこ打っては既巻・新巻を読んでは泣く、の繰り返しでした。6巻は購入した帰り道、電車の隅の方で読んでたら涙出てきてかなり危なかった……(←×

ちなみにこの6巻には、以前感想を書いたコミックフラッパー(2010年1月号)掲載の番外編や、『ささめきこと』とは別の未発表短編『神様とダンス』も収録されています。これで500円ならお得感はあるんだけど、人によっては本編のこの先を早く読ませて!という思いを持つかもしれませんね(といっても、第35話は汐の兄にまつわるエピソードなんですけどね。何気にカッコイイです。ちょっとイメージが変わりました)。
店頭で買う際には、特典が付くとらのあなCOMIC ZINがオススメ。他にも特典を貰える店があるのかもしれませんが、残念ながら僕はこの2店舗でしか購入していないんで分かりません。

そうそう、いけだたかし先生の短編集も一緒に発売になったので、『ささめきこと』ファンの方はそちらもチェックしてみてはいかがでしょう。

いけだたかし先生のサイトはこちら→"いけだの国"

関連:『ささめきこと』感想(3)(4)(5)
アニメ版『ささめきこと』感想第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話第11話第12話第13話
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
昨夏辺りに買った『スローターハウス5』を手つかずのまま放置してある程度にはSF好き(←×)な僕が、この場でどうしてSFJなんていうSF小説誌について触れるかと言いますと、今号には『第七女子会彷徨』の番外編が掲載されているためなわけです。金欠気味なので、1700円は痛かった……

・『第七女子会彷徨』/つばな(#番外篇『早回りの世界』)

舞台はいつも通り金やん、高木さんの住む町。なんですが、今話では異常なまでに繁殖した植物が至る所を侵食しているため、まるでジャングルのような様相を呈しています。高校の校舎内もすっかり緑色の比率が高くなっており、金やんの机に至っては怪しげな実までなってる始末。

そんな事態を引き起こしたのは、火星の植物だとか。火星で干からびていた植物の種を「緑あふれる町」を作るために利用した結果、何とも残念なことになってしまったんだそうです。地球における成長速度は異常な程で、2人が学校に行ってただ帰って来るだけの最中にも目に見えてわさわさ具合が増していたりします。
そして挙句の果てには、成長著しく茂った植物の中に新たな生態系が発生。『早回りの世界』というタイトル通りの小さな星が、美球町の中に生まれるわけですね。

勿論のこと、その状況下では高木さんは役立たずです。光子初登場の回同様に、怪物に捕獲された金やんを放っておいて逃げてしまったりもします。涙を流しながら形見がどうこう言ってたりもするんで、金やんが好きなことには間違いないんだろうけども、有事の際には彼女をあっさりとイケニエにしてしまうのは相変わらずヒドイ(笑)金やんの生存率の高さ、危機的状況を打開する能力への信頼がそこにはあったりするんでしょうか。
一方、謎のキモイ(高木さんから見ると可愛いそうですが……ちなみに食べられる様子。どんな味がするんだろうか)動物やら、石器を使う原人やらに遭遇しても、割と冷静に事態を分析出来てしまう金やんの頼れる女性っぷりは凄い。これは清水くんでなくとも惚れる!

とまあ、こんな感じのエピソードでした。
町が植物に覆われるというと、藤子・F先生の『みどりの守り神』なんかが思い起こされます。環境問題への警鐘等のメッセージ性に富んだ作品でしたが、本作品も、金やんが経験した世界の終末の捉え方によっては、そういった側面も感じられるかもしれません。
こういうことを書いている僕は、ただコメディとして読んで笑ってただけですが(←×

単行本に収録されるような気もするんですが、まあ不安な方はSFJを手に取ってみてはいかがでしょう。

関連:『第七女子会彷徨』感想(1)
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
・『木造迷宮』/アサミ・マート(#26『陽だまり散髪』)

髪も髭ももっさもさ、別の生物にでもなってしまったかのようなコーイチのむさ苦しさが笑いを誘います。何処ぞの山に籠ってる仙人だと言われても、一瞬信じてしまいそうになるレベル。
それを見かねたヤイさんが、散髪を買って出ます。以前勤めていたお屋敷では大ダンナ様の散髪を担当していたというその腕前は確かなもので、コーイチも気持ち良さげ。

それにしても、ヤイさんから漂う石鹸の香りやら、前髪を切ろうと真正面で前かがみになったヤイさんのぷるんとした唇やらにどぎまぎするコーイチがもう羨ましいの何の。
彼がずっと赤面している様子は、慰安旅行の際にコーイチに<ヤイさんの作ったゴハン… ずっと食べたいと思いましたよー>なんて言われて、それがかつての同僚・タエさんが受けたというプロポーズの言葉とかぶったためか、ぽーっとしていたヤイさんの姿と対になりそうな感じ。何気にお似合いですね……よし、そうなるとサエコさんが余るから、僕が(ry

ところで、ヤイさんの理想の姿に……ということでコーイチは途中からノータッチだったわけですが、まさかのカイゼル髭には笑ってしまいました。似合わないような、そんなに悪くもないような(笑

関連:『木造迷宮』感想(2)(3)



・『大正野球娘。』/伊藤伸平(原作:神楽坂淳)(#21)

ついにプレイボール!ということで、娘。達と志葉中学野球団との練習試合が始まります。

それにしても、お披露目の際にも思ったんだけど桜花会のユニフォームがえちぃな。胸やお尻のラインがはっきり分かるので、対戦相手の男子陣としてはやりにくいことこの上無いでしょう。

そんな視覚的効果が功を奏したのか、相手の油断もあったため上手い具合に先制することができた娘。達。唯一相手側の球筋を見極めてホームランを打ってしまう巴はさすが。
どうでもいいことなんですが、そのホームランを見てベンチのメンバー達が喜ぶ晶子の様子が、普段の「お嬢」な姿とはちょっと違って面白い。拳を握りしめて思い切り引く……言葉では説明しにくいんですが、まあ明らかにお淑やかではない仕草で喜んでいるわけです。
他のメンバーが笑顔を浮かべる中(静はいつも通り無表情っぽいですが)、お雪が呆けたような表情で晶子の方を見ているのは、それに驚いているからなのかな。もしかしたら、バンザイするたまちゃんがあまりに可愛くてそれを眺めていただけなのかもしれませんが……

さて、守備面では晶子の超スローボール(しかも微妙に揺れる)が相手のかく乱を誘い、上々の出来……のように思えたわけですが、小梅とのランデヴーのために張り切っているだけのお調子者のように見えていた高原が、その球の性質を見抜いたのかきちっとヒッティングしてきます。今話はここで終わりで、その打球がどこに飛んでいくかはまだ分からないわけですが、煽りが<反撃開始!>となってて、まるで志葉中学野球団が主役みたいだな。

関連:『大正野球娘。』感想(1)(2)(3)

さて、『帝都たこ焼き娘。』(/作画:よねやませつこ)も更新されています。今回で早くも3話目。

従姉妹である従姉妹にバカにされた怒りから、授業に入っているにも関わらずそれに気付かず女性雑誌を読み耽る乃枝さん。
彼女が何事かに悩んでいることをしっかり見抜き、乃枝さんの頭に手を置いて<全部吐いて楽になりましょう>なんて慈悲深い笑顔を見せるアンナ先生がとても包容力ある感じでエロ……じゃなかった、魅力的です。

乃枝さんと紅葉の対決から事は大きくなって、東邦星華女学院とライバルであるアーミナ女学校(紅葉や、大阪の洋食焼き屋の娘である岸和田桜が通う学校)の勝負にまで発展。アンナ先生の提言等もあって、秋祭りにおける屋台勝負が繰り広げられることになります
ここで娘。達の何が可愛いって、小梅以外の誰も屋台で食事をしたことが無い上に、「おつゆたっぷり」な支那蕎麦ははしたない、知らない男性と並んで食事をするのはちょっと……と、お嬢様らしさを見せつけてくれるところ。舞台が現代ならお嬢様といえどこうは行きませんからね、新鮮な感覚が味わえるような気がします。

少し残念だったのが、小梅の話に出た支那蕎麦の屋台は<ランデヴーに使えるようなものなの?>との乃枝さんの台詞がカットされていること。頬を赤らめる乃枝さんが見たかった……!



・『晴晴劇場』/山坂健(#22)

ついに文化祭当日。
お化け屋敷が出し物ということで、晴達はお化けに扮するわけですが……晴の恰好は何処か未開の地に住む部族の儀式に使われそうなものだし、紗苗は髪を前に持ってきて顔を隠しているだけだし(確かに暗がりなんかで出会えば怖いかもしれませんが)、舞子に至っては化け猫の着ぐるみ(というか、パジャマみたいな……しかも猫の口から顔が覗くような作りになっているので、可愛いことこの上無い)と、制作者ふざけてんのかというレベル。
<なんで私がこんなカッコしなきゃなんないのよ!>と舞子が泣いてしまう気持ちも理解できます。けどそんなことで泣き出してしまう姿も可愛いから、僕は制作者の肩を持つんだよごめんね舞子(←×

一方、岬のクラスの出し物は占いの館。勿論、そこは微妙予知能力の持ち主である岬が主役なわけですが、何と彼女の口からは<ごめん 私 今日 予知とかできない!>との言葉が。彼女によると日によって力が出たりでなかったりだそうで、今明かされる超能力少女の秘密(割とどうでもいい)!といったところでしょうか。
それにしても、ユウちゃんに対して妙に申し訳なさそうな岬がいじらしくてイイです。しょんぼりしてるところも絵になるよ可愛いよ岬(←×

関連:『晴晴劇場』感想(1)



・『ひなぎく純真女学園』/ふくやまけいこ(#41)

タイトルページの、桜の花が舞い散る中に着物姿で立つアミ達が可愛い。ホントにもう……こういったリリカルなページ作りに関しては、ふくやま先生の魅力がこれでもか!ってぐらいに発揮されていてたまりません。

お坊ちゃま男子高である、大徳間学園との合併話が浮かび上がっているひなぎく女学園。小奇麗な男子達とのやり取りを経て、合併もいいかも?みたいな風潮が生徒達の間に生まれ始めています。
そんな中でもただ一人、ユイが男子に持って行かれてしまうのでは……なんて不安になっているアミはどれだけ男子に興味が無いんだろう(笑)確かにユイは魅力的な少女ではありますが。

そんな中、大徳間の生徒会長を務める大徳間銘寿とアミの間に小競り合いが発生します。それは、銘寿がユイのジャージ姿での登下校をみっともないと評したことが原因。
勿論アミはそれを許すことは出来ず、<あなたには一生木成さんの良さなんかわかんないでしょ ひと安心だ!>と啖呵を浴びせかけるわけですが……これがまた何ともカッコイイ。久々に主人公らしい姿を見た気がします。やっぱりアミはこうでなくちゃあ。

関連:『ひなぎく純真女学園』感想(2)



・『第七女子会彷徨』/つばな(#22『高木さんの日曜日』)

日曜日のどうしようもない程の暇っぷりを持て余す高木さんがメイン。
とにかく呆けたその表情も彼女らしいですが、みかんジュースを猛毒に見立てて一人遊びするところなんかは高木さんならではのどうしようもないアホっぽい感じが滲み出ていてよいよい。

さて、今話では高木さんのお父さんが登場。
リーゼント様の髪型にサングラス、「太郎」という文字と変なマスコットがプリントされた服(お父さんが勤める会社で作られたアイテム名にも「太郎」と付いてるんで、会社名なのかな)と、かなりアヤシイ風貌です。人は良さそうなんですが……

で、今回登場するアイテムは、高木さんのお父さんの会社が作ったという「残存君太郎」。空間に残っている音の振動を再度拾い上げる装置らしく、下手したら盗聴器のようにも使えるスグレモノです。

それを手に、暇潰しに外へ繰り出す高木さん。そして色々と遊んでいると、内部で何かが折れる音が。すると、それまでは10分程前までしか辿れなかった過去の音が、季節を飛び越えて聞こえてくるようになります。
それと同時に、音だけでなく明らかな実感として浮かんでくる過去の情報。そこで高木さんが目にしたのは、ベンチに腰かけ1人で泣いている少女でした。引っ越しが多いせいで友達が出来ず、<みんなみたいに楽しくお喋りしたり一緒におでかけしたり>したいという、ほんの小さな、けれど切実な願いを持つ彼女は勿論……

少女と高木さんとの会話の前に置かれた、無音のコマの1つ1つが何とも言えない寂寥感を醸し出していて、見ているこちらも切なく、そして少し恐ろしくなってきます。僕らからすると既に非日常的である高木さん達の日常が、そこから更に一歩異質な、彼女達にとっての非日常へと踏み込んでいく際のさりげない描写はつばな先生の魅力の1つかと思ってるんですが、それが色濃く出ているエピソードでした。
あまりに暇な高木さんの、「1人はイヤだ」という心の奥底の感情が、過去との邂逅とでも言うべき状況を呼び寄せたのかなあ。

ところで高木さんが金やんに電話をかけるシーンがあるんですが、そこで設定されている画像が金やんの寝顔なのはどういうことでしょう……危険なニオイがするから、その画像を僕にも寄こせ、と言いたい。

関連:『第七女子会彷徨』感想(1)



・『ねこむすめ道草日記』/いけ(#24『真夜中のひな祭りで道草』)

住人が引っ越したはずの空家から、夜な夜な祭りの音が聞こえるということでこっそり忍び込む黒菜と河童。そこには家の主人に置いて行かれたらしい雛人形達が、自ら雛飾りをしている姿がありました。

主人に捨てられたかもしれないという不安を抑えつつも、桃の節句には主人が迎えに来てくれることを信じて小さな宴を催している彼女達の姿が、かつて捨て猫だった頃の自分と重なる黒菜。こうして、愛する人から忘れ去られることが妖怪化への1つの道でもあるのかな、と思うと寂しいものがありますね。
とはいえ今の黒菜には飼い主も仲間達もいるわけで、そういった側面はあまり見せることが無いので、ちょっと新鮮なエピソードでした。

関連:『ねこむすめ道草日記』感想(2)
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。