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電撃テンジカーズ(2)
2巻の表紙画像がまだAmazonの商品ページに掲載されていないので、1巻のものを流用。

電撃大王にて連載中の漫画の、待望の2冊目の単行本です。
天竺を目指す"三蔵"とその弟子である"八戒""悟浄"は大量にいるけれど、何故か"悟空"不足に喘ぐ世界が舞台。そんなところに、現代日本に暮らすとある男子中学生が飛ばされてきて……といった感じで始まるギャグ作品。

試読はこちらでどうぞ。

一応は西遊記がそのモチーフになってはいますが、帯にある「今、天竺に最も遠い西遊記!」というフレーズから分かる通り、残っているのはキャラクターの見た目と名前ぐらい。
天竺に向かうという目的も、彼らはすっかり忘れてそうな感じです。というか、忘れてます。

とにかくテンションの高いキャラが話を引っ張り、ボケキャラも時折わけの分からんノリになり、そこに面白い絵面と独特の勢いある台詞回しをかぶせてくる……というのが、このテンジカーズに限らず、古賀作品における基本形。1話毎のページ数は基本8ページですが、その倍以上のものを読んだかのように感じさせる密度が特徴です。実際、台詞の量はかなり多め。
なもんで、こうして僕なんかが文字で説明しても、その楽しさは多分あんまり伝わらないだろうなとは思うんですが、古賀亮一先生のファンとしては何にも触れないってのもあれなので……

この作品におけるトラブルメーカーは、"三蔵"太郎。瞳を隠すような眼鏡、ひょろっと伸びた波打つナマズ髭と、ほんのり中華風な顔と、"三蔵"であるにも関わらず妙にふざけた格好(自らの顔がプリントされたTシャツだったり、ゴリラの着ぐるみだったり……)がトレードマークの変態です。カリスマ性低めのパクマンさん、音速さんといったところかな。
ちなみに本作の主人公である"悟空"がこの異世界に飛ばされてしまった原因を作ったのは、太郎と、太郎が無理に弟子に仕立て上げようとした107代目"悟空"という猿(何と、この猿の顔がでかでかとプリントされたTシャツが発売されます。古賀先生がゴリラやらサルやらが好きなことは周知の事実なので、そこまで驚きではない……嘘です、びっくりしました。予約申込締切はまだ先ですが、気になった人は早速ポチりましょう。古賀亮一先生の同人誌『メイドのフミエさん』復刻版も付いてきます。)なので、ある意味では太郎こそが、この漫画のスタート地点を築いたキャラだと言えないこともありません。

そういえばこの『電撃テンジカーズ』は古賀作品にしては珍しく、女の子同士のキャッキャウフフが控え目(控え目なだけで、何だかんだでちょこちょこと描かれてはいます)です。
その代わりというわけでも無いんですが、優しくてちょっとボケたところがある美人"三蔵"ハルカさん(その包容力を体現したかのようなおっぱいの持ち主)、元気で可愛くて時々少し暴力的なロリっ娘"八戒"(八重歯がキュート)と共に旅する、思春期の少年である"悟空"のどぎまぎも1つの見所になってるんでないかな。時々壊れてしまう彼も、また笑いを誘う要素の1つなわけです。まあこれだけ魅力的な2人が色々とコスプレしたり何だりしてくれるんだから、おかしくなるのも道理ですな。

感想というかちょっとした紹介みたいな感じになってしまいましたが(紹介としてもアレかもしれない)、こんなところで。好きな作品なんですが、上手く書けないや。
賑やかしに、電撃大王リニューアル記念イベントの際にいただいたサイン色紙でも載せておきます。

古賀亮一サイン(20080706)
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テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
5月号の感想を書こう書こうと思ってたんですが、気付くと既に6月号が発売してしまってたわけです。まあいいか。

・『ベツ×バラ』/曙はる

社長のお嬢さんが職場復帰するということで、いつもよりも気合を入れて服を選ぶたまきさん。ジャケットもストールもしっくり来ず、最終的にチョイスしたのは勝負下着……うん?あれですかね、見えないところもオシャレすることで身が引き締まるような感覚が得られるとかそういう……

さて、件の社長令嬢・カナさんですが、これが非常に綺麗なお姉さんなのです。PCが苦手な彼女のため、原田くんに教授させてみたはいいものの、楽しげにする2人を見て複雑な感情を抱いたんでしょう、居酒屋で1人酒を飲むたまきさんが可愛いんですな。
それにしても原田くんったら、寂しくなったたまきさんが彼に連絡を取ろうと携帯に手を伸ばした途端に現れるとか、どんだけタイミングがいいんだよー。カナさんと一緒でなければ、ずっと近くに潜んでたんじゃないかと疑ってしまいそうです。



・『恋愛ラボ』/宮原るり

統一学力テストの塾内順位が面白いことに。リコ・ナギ、マキ・ヤンの2組が同点なのです(前者ペアは最下位、後者は首位という違いはありますが)。共に生徒会役員をこなしつつ上位成績ということで、微妙な対立はまだまだ続きそうです。ただ、生徒会の仕事をエクスキューズに使わない分、マキの方が余裕がありそうに見えますし、実際その辺りにはヤンも感じるところがありそう。

とはいえ実は今話で重要なのはそこではなく、そのキッツイ態度のせいで学校では女子に寄りつかれなくなってしまっているヤンが、塾では割と普通に人と接することが出来ている理由が判明する点なんじゃないでしょうか。
彼が塾では"普通"でいるようになったきっかけは、小学生の時分にリコの勉強を見てあげたこと……とてもいい笑顔のリコがヤンの回想シーンに登場しているのを見ると、彼もリコのことが……?なんて思わせます。リコ、自分で気付いていなかっただけで、ホントにモテモテだったのかもしれませんね。

関連:『恋愛ラボ』感想(2)(3)(4)



・『トンネルの華子さん』/松田円

今号では前後編仕立てです。といってもストーリーか何かがあるわけでも無いので、後ろから読んでも何ら問題ありませんが。

さて、色白でスタイルも良くて金髪なお姉さん(の幽霊)、華子さん。実は白人(英語圏?)の血が少し混じっていることが判明しました。なる、その素晴らしいビジュアルにも納得です。ただ日本育ちなため、英語が得意ということも無いようで、夏休みの宿題を手伝わせようとした広海としては残念な結果に。

ところで後編に「華子さんに会えるのは…」「一人で困ったり悩んだりしている人です」なんてナレーションがあるんですが、その理屈で行くと広海は常に困ったり悩んだりしてるんですかね。ネガティヴ発言が目立つ彼女なので、そんな状態でもおかしくはありませんが……



・『うぇざーはいつ』/野広実由

先日、『ダブルパティシエール!』の連載を終えられた野広先生の新作スペシャルゲストです。

私生活ではのんびりもたもたとしていて、テキパキと物事を片付けるしっかり者の貴子に「トロイね!」なんて言われてしまう眼鏡っ娘・楓がヒロイン。とても大人しそうな風貌で推せます。

そんな彼女のお仕事は、お天気お姉さん。普段の姿からは想像出来ない程に、明るくはきはきと喋っています。眼鏡は外してしまっていますが、まあこれはこれで。
くるくると回って風を表現したり、バランスボールに乗って不安定なお天気を演出したりと、体を使ったその仕事ぶりは好印象です。
うーん、野広先生が描く女の子の中でも、特に好きになりそうだ。



・『笑って!外村さん』/水森みなも

Tシャツとジーパンしか持ってない、ちょっと残念な外村さん。年頃の女の子としてさすがにそれはどうよ……ということで、春野さんの誘いで買い物にお出かけすることに。

デパートにて、好きな服を同系統で揃えてみてはどうかというアドバイスを受けた外村さんですが、彼女が好きなのはちょっと微妙な柄物らしく、大道芸人みたくなってます。
その後に春野さんがチョイスしてくれた服も胸のところがスッカスカだったり値段的に手を出せなかったりで、2人はフリマに足を向けることに。フリマでは外村さんの笑顔(下から睨め付けるような)での交渉が見られます。勿論彼女には悪気は無いんでしょうけど、恐喝してるようにしか(ノ∀`)

それはともかくとして、外村さんの心からのにっこりとした笑顔はなかなかの威力でした。



・『ごめんね、委員長!』/いけだじゅん

ラブリーから出張ゲスト。

着ぐるみに身を包み学校内を歩く、パソコン部部長が登場。
とにかく意味の無い嘘をつき、委員長をおもちゃ扱いして翻弄する彼女ですが、そんな子でもしっかり相手してあげる委員長の寛容さが感じられるエピソードでした。

ところでこのパソコン部部長、ちょっとおっぱいが大きい。



・『シュガービーチ』/下村トモヒロ

5月号に続き、ゲスト2回目。

「だってほら 学校終わってからさ 浜辺で水着でバレーなんて超楽しそうじゃない!?」なんて軽いノリ(というか、完全にお遊びだと勘違いしてます)で、ビーチバレー部への入部を決めた運動音痴でドジっ子な湊、自らはビジネス研究会に入ろうと考えつつも、普段から湊の保護者的な立ち位置にいるため、ビーチバレー部に彼女を置いていくことに不安を覚えたのか、マネージャーとしての入部を決めたエミの2人に焦点が当たっていたのが前話。

今話では湊達を除く1年生2人と、唯一2年生の部長がどんなキャラかがざっと描かれています。
水着でバレーした方が可愛いということでビーチバレー部に入り、今は部長を務めている潮(黒髪ロング、素晴らしいスタイル)はともかくとして、ビーチパラソルの下で優雅に昼寝がしたくて入部した千倉(アホ毛と猫口が可愛らしいです)、内向的で体も弱い自分を変えようと入部したはいいけれど、帽子とパーカーで防御しているにも関わらず陽射しにやられ倒れてしまう奈子(お嬢様風。はぁはぁと辛そうな吐息がエロティック)と、ビーチバレー部の今後に不安を抱かせる人材が揃っている感じ。

この作品、連載にならないかなあ。絵も可愛いし、凄く好みです。



・『ミニパトッ!』/大富寺航

リコマートで働くことになった沖縄出身の祭里ちゃん、肌が黒いせいで東南アジアの女の子にしか見えない……なのでカタコトではない台詞に違和感を覚えてしまいます(←×

そんな祭里ちゃんはまだレジに慣れていない新人なわけですが、ひょんなことから強盗まで改心させてしまうその純真さには脱帽。



・『お天気小春ちゃん』

岬がやっと出来た女友達・大島アマミを部屋に連れ込もうとしたところ、小春ちゃんが部屋に蛙やらかたつむりやらを発生させます。この行動は悪戯心と嫉妬心、そのどちらから来るものなのかな。



・『放課後エア部』/サカザキ

この作品が掲載されていたのは5月号ですが、妙にツボったのでメモ程度に。

5月号掲載話では、女子高生3人組が繰り広げるちょっとイタイお嬢様ごっこが楽しめました。「~ですわ」なんて語尾を使ってみたり、ファミレスを高級レストランに見立てて食事に行ってみたり……
多分、何年か経ってから振り返ると恥ずかしい黒歴史的扱いになってしまうんだろうけど、若い内はそういった余計なことを考えなくてもいいんだよなあとちょっと眩しささえ感じさせます。ツッコミ不在な分、勢いがついたまま止まらなくなりそうなのも面白かった。

それにしても、彼女達のノリに乗っかってくれつつも抑止すべきところは抑えてくれる、ファミレスのウェイトレスがいい味出してます。



どうでもいいんですが、キーワードクイズに使われている4コマに誤植らしきものが。
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
・『MC3(無謀キャプテン)』/島本和彦

巻頭カラー。

私立全速力学園とやらの校長を務める、「自分の墓穴は自分で掘る!」との座右の銘を持つ男、堀田戊傑がモンスターペアレンツ(文字通り、モンスターのように暴徒化してます)をちぎっては投げちげっては投げしているところから話は始まります。
彼らに向かい、その子息達を次の学力コンクールとやらで有名私立大学の合格圏に入れられなければ「それができない時は――私がいさぎよくこの学校を辞める時だ!!! これは口約束ですが!!」と啖呵を切ってみせる彼は一見するとカッコイイ。まあ、よくよく考えると何とも無責任な発言ですけども……

リュウコミックスで『ゲキトウ』、『仮面ボクサー』と発売が続いていて、そのお祭りの一環みたいなノリで描かれた作品だと思われるので(以前、少年キャプテンで連載されていたらしい『無謀キャプテン』の新作だそう)、元の作品を知らないと楽しみ切れないという印象を受けました。ちなみに『無謀キャプテン』も6月発売のリュウコミックスのラインナップに入ってるようなので、そちらを読んでからもう1度見てみようかな。
ところで最近色々と復刊が続いてるのは、『アオイホノオ』人気とかの関係でしょうか。昔どうしても2巻だけ入手できず、それならいっそ……というわけの分からん理屈で単行本を手放してしまった『レッド・カード―男の一枚』なんかも何処かで文庫化とかしてくれないかな。かつて新刊で持っていたものを中古で買うってのも、ちょっと抵抗があるんですよね。



・『くおんの森』/釣巻和(#17『岬の守人』)

風邪を引いた父、その看病をする母・文子を残して、1人で祖父の墓参りへと向かう遊紙。
彼がバスに飛び乗ると、乗客は全くおらず貸し切り状態。にも関わらず彼にちょっかいをかけてくる相手がいるので、それがてっきりモリ様だと思った遊紙が文句を言おうとすると、そこに立っていたのは見知らぬ綺麗な大人の女性……とまあ、相変わらずちょっとミステリアスな展開です。

鈴で髪をまとめているところを見ると、彼女は前話で文子の回想に登場した遊紙の祖母・栞なんでしょう。彼女が若い頃の姿のまま遊紙の前に現れることができたのは何故なんだろうとか、そもそもこの空間は何処?「モリ」なのかな?とか色々気になることはありますが、いかんせん頭が働かないので今後の展開待ちです(←×

関連:『くおんの森』感想(1)



・『第七女子会彷徨』/つばな(#23『気さくなお人形さん/What is a friend?』)

ビーフシチュせんべえなるものを包装ごと頬張って「塩化ビニル樹脂だな」と漏らす光子が可愛……く見えないことも無いです。そんな様子を見ていた金やんのお母さんに買い物を頼まれた光子が、今話の主役。

彼女は買い物の途中、地面にチョークで斬新なデザインの人魚を描いている少女・杏里に出逢います。光子が、洟を垂らしながら一心に落書きに励む杏里に声をかけると、杏里も光子に興味を持ったらしく、他愛ない会話がちょこちょこと展開されています。
すると杏里の母親らしき人物に落書きを止め家に入ることを促された杏里は、光子とのコミュニケーションに心残りがあるようで、光子と再会の約束(のようなもの)をして……といった感じのお話です。最後に、杏里デザインの人魚を光子が紙に描いたものが見られるんですが、まあ何とも不気味。

この話でちょっと気になったのが、杏里の年齢。
光子が買い物に出かけたのは午前11時。で、金やんは高校に登校しているので平日なんだと思われます。小学生ぐらいかなと思ったんですが、もしかしたら未就学児童なのかもしれません。それとも何か他に事情があるのかな。

関連:『第七女子会彷徨』感想(1)(2)



・『晴晴劇場』/山坂健(#23)

今話に登場している凛、実は前回登場時は誰だか思い出せませんでした。で、そういえば大食いチャレンジに失敗して円にお金借りてた子がいたっけか……と今話のタイトルイラストの説明文を見て納得しそうになったんですが、お金貸したのって舞子ですよね。
そういえば、凛が初登場したエピソードで舞子が凛の拳にタコがあるのを見て、「あのコ何か格闘技やってるね」なんてことを言ってたんですが、今話で凛はつかさの名前を下駄箱に見付けて大声を上げて驚いているんで、彼女も実際に何らかの格闘技をかじっていて、それを通じてつかさのことを知ってるんでしょうね。

そんな凛のクラスメイトとして、晴の妹である五月がついに登場。姉がいることを告げたところ、周囲の子達にとても驚かれてます。ということは晴の言う通り、根っからの「姉」的な性質なんですね。ちょっとぽけーっとした感じは、確かに円に通ずるものがあるかも。

関連:『晴晴劇場』感想(1)



・『木造迷宮』/アサミ・マート(#27『夢の女学生』)

ひょんなことからセーラー服に身を包み、セッコの通う学校で授業を受けることになったヤイさん。おお、可憐だ……普段は割烹着姿で働き回ってるから忘れそうになりますが、ヤイさんのちっこさを再認識しました。

学校で教育を受けた経験が無いため、学校で勉強することが夢だったというヤイさんの笑顔が眩しい。他の生徒達とのやり取りがまた、とても幸せそう。
何ともほわほわしたエピソードでした。次回もこのまま学校が舞台になるようなので、次は何かしらアクシデントでも起こるかな?

関連:『木造迷宮』感想(2)(3)



・『ひなぎく純真女学園』/ふくやまけいこ(#42)

前話では大徳間銘寿とちょっとした言い争いをしていたアミ。それを目撃していた生徒がいたらしく、噂が流れてしまいます。が、やっかみが混じったせいか少し誤解されているようで、ひな女と合併後は一緒に生徒会で頑張ろうと2人が約束をしていたなんて感じの内容に。それを耳にした女生徒達は「ズルくなーい!?」と怒り、学園内に反・アミの気運が高まります……

と思っていたら、ユイがひょんなことから銘寿の興味を惹いたらしく(その素直な人柄ゆえ、かな)、銘寿がSPにユイのことを聞いて回るように命じたことが判明した途端に、反・アミの少女達はすぐさま反・ユイに鞍替え。生徒会長選ではアミを応援し、ユイを負かしてくれなんてことを言い出します。だから女子は怖いんだよ!(←

関連:『ひなぎく純真女学園』感想(2)



・『大正野球娘。』/伊藤伸平(原作:神楽坂淳)(#22)

さて、お調子者の高原が意外にも晶子の球筋を見極めヒッティング……したかのように見えた前回のラストシーンでしたが、実は打たされていたことが判明。おお、哀れな高原くんはそんな事実を露知らず満足げな笑みを浮かべているのです。

そういった桜花会の戦略を見抜いた唯一の人物であり、魔球を投げる晶子の体力が本番では持たないであろう(3回裏で終了する練習試合でも既にバテ気味なため)というアドバイスまで口にしたりと、この練習試合で1人だけその株を上げたのが、柳。彼だけ最後までかっこ良かったな……

そんな彼に興味を持っているんであろう巴は、彼をランデヴーの相手に指名するわけですが(勝利チームで最も活躍した選手が、ランデヴーの相手を選べるという約束がありました)、勿論これが気に食わない静は非常に不機嫌になってしまうわけです。
そんな、静の巴を中心にした価値観の危うさを筆頭に、色々とチーム内に軋轢の種があったことを再認識させられる、そんなエピソードでした。人が集まれば、まあ仕方の無いことですな。

関連:『大正野球娘。』感想(1)(2)(3)



・『ねこむすめ道草日記』/いけ(#25『黒菜が二人で道草』)

黒菜は友人である大輝達と、猫である時の飼い主のお婆さん、その両方と祭りに行く約束をしてしまいます。どちらも大切な人達だし、どちらからも奢ってもらいたい……ということで悩む黒菜。
そこで河童が考え出したアイデアが、化け狸を黒菜の姿に変身させて、一時的に黒菜2人体制でお祭りに臨もうというもの。明らかに口調も表情も違うのに、皆気付かないもんですね。

見所は、気の抜けた変身(明らかに本物よりでっぷりしてます)をしていた化け狸が、黒菜に尻をはたかれた途端シャキッとした姿になるところでしょうか。黒菜がお尻ぺんぺんされてるみたいで興奮す(ry

関連:『ねこむすめ道草日記』感想(2)



・『桃栗三年』/亀井薄雪

第6回龍神賞を受賞された亀井薄雪先生の商業デビュー作。創作同人で活躍されてる方らしいです。

絵柄はシンプル、コマ割なんかも特に変わったところが無いので、読みにくいということは無いんでないでしょうか。僕はさくさく気持ち良く読めました。
話の内容は、プラモ製作を趣味とする女子大生・桃瀬みすずと、同じボロアパートで彼女の隣に住んでいるちょいオッサンの小説家・小栗とのやり取りが描かれているだけの、非常にシンプルなもの。全体的に、のんびりとした空気感が漂っています。

個人的には、マイペースにほんの少しだけみすずを振り回す、小栗のトボけたキャラクター性に魅力を覚えました。
そんな小栗のことを、多少の付き合いを持っている割にみすずはよく知らないようで、今後2人がどんな関係性を形作していくのか、その辺りのことが気になります。「桃栗三年」同様に、人と人との繋がりがしっかりしたものになるにも幾らかの時間がかかるものですが、本作の桃(瀬)と(小)栗はどうなるのかな、と。ところでこれ、続きは描かれるのかしら。
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ジャンル:アニメ・コミック
どみなのド!(3)

チャンピオンREDにて連載中の漫画の単行本、3冊目。
ドSなお嬢様の許婚・怒皆ひかりに、「所有」され拘束され虐げられる。平凡な高校生・土江武が過ごす、人によっては羨ましく感じるかもしれない、ある種の愛に溢れた毎日が描かれている作品です。

ゆっくりと距離を縮める武と彩子を、怒りと共に見つめるひかり

ひかりをライバル視している璃瑠(この子もちょっとアレ)の策略で、武に好意を寄せる少女・彩子と武が少しばかり接近するところから今巻は始まります。
私服を着て街で待ち合わせ、恋愛映画を観覧し、食事をとって、服を見て回り……とまあ、この作品らしからぬ、何とも普通のデート。愛情表現にしろ照れ隠しにしろ、ほぼ確実に暴力がそこに介在するドSなひかりとでは、こういったことを楽しむ機会はあまり無さそうなので、武にとっても貴重な体験になったんじゃないでしょうか。

そんな具合に接近を始めた2人を見ているひかりの機嫌は、勿論悪くなる一方。屋敷内で武と顔を合わせる度に、何かと難癖を付けて教育的指導を繰り返します。熱々のおでんを無理やり開いた口に押し付けるとか、相変わらずひかりのチョイスは厳しいなあ。
そんな折、パッと見にはがらくたばかりな武の宝箱(最初、それを目にしたひかりは「子供みたい」なんて笑っていました。武がいなければ割と素直な表情を見せてくれるのが彼女の可愛いところです)の中に、彩子が武に贈ったお菓子の包装に使われていたと思しきリボンを見つけてしまったひかりは、それを宝箱ごと捨ててしまいます。実際にはそれは彩子の使っていたリボンではないことが、ひかりの幼少時の記憶を辿る内に判明するのですが……

一方、ひかりの心情を知る由も無い武は、大事にしていた宝箱を捨てられてしまったことを聞き、何と屋敷から逃走します。今までどんな虐待にも耐えてきた彼にもどうしても許せないことがあったのか、それとも積もり積もった不満が機会を得て爆発しただけなのか、その辺りは彼のみぞ知る。

ひかりのそれを凌ぎかねない、彩子の想い

そして行き場を失い、公園で一夜を明かした武を拾った女神こそ彩子。
両親が海外にいるとかで、彩子は一人暮らしだそうで、そんな彼女の家に武はお呼ばれされるのです。三角関係の行方に注目していた読み手としてはワクワクが止まりませんでした。
メインヒロインであるひかりがこの展開にどう絡んでくるのか、もしひかりがこの場に現れなかった場合、彼女は武と彩子の関係についてずっと悶々としなくてはならなくなるわけで、そうなると彼女と武の関係はどう変わってしまうんだろうか、なんて考えつつページをめくり続けると……

彩子の愛情のカタチが露わに。

( ゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシ
 
(;゚д゚) ・・・
 
(つд⊂)ゴシゴシゴシ
  _, ._
(;゚ Д゚) …!?

単行本裏表紙の「愛=拘束!?」ってひかりの仕打ちを指したものじゃなかったんだなあ。

1巻で武の小水を溜めたペットボトルに頬擦りしていた時点で彼女の狂人っぷりはガチなんだろう、と覚悟はしていましたが、まさかこういった行動に出るとは思いませんでした。しかもこの画像の部屋、天井の至る所に武を隠し撮りした写真が貼り付けてあったりするのです。
ちなみにそのペットボトルは全部冷蔵庫に保存してあって、時々口をつけてるとか何とか。今巻における彼女の台詞で最も恐ろしいのは「一番最初のこれだけは武くんと一緒に飲もうと思って 大事に取っておいたんだよ」というものでしょう。もうわけ分かんないよ!
だけど個人的には、彩子が下のお世話までしてくれるっていうんならこの生活も悪くないんじゃないかな、とか思わないでもなかったです(←



この後は、武が大事にしまっていたリボンがかつて自分が渡したものだったことを思い出したひかりが、武と話を付けるために彩子の家へと出向くという修羅場展開、そしてそれを収めるために繰り広げられる武を賭けたバトル(何故か一発ギャグとか……ここでは下ネタ全開です)が楽しめます。
ところで、彩子の家に乗り込んだ際に、ボールギャグを噛ませられているせいで事情を説明出来ない武に向かい「アンタが真面目に話す気がないなら 私……」なんて悔しそうな表情を見せるひかりがとても可愛い。この瞬間、僕の中でひかりは彩子に追い付きました。

目黒三吉先生のブログはこちら→"目黒三吉のゴーゴー!ぶろぐ"

関連:『どみなのド!』感想(1)(2)
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ひよわーるど(1)

まんがくらぶにて連載中の4コマ漫画が単行本化。
「4コマ史上、最弱のヒロイン」(帯裏より)である守屋ひより(表紙・黒髪ロングの子)が過ごす、特別な事態は何も起こらないのに、時々命すら危うそうな毎日が描かれている作品です。

主人公のひよりは、とにかく貧弱で虚弱で脆弱な女の子。
寒さに弱いため、冬になると不自然な程に丸々と着膨れし、暑さ(というか、厳しい直射日光)にも弱いため、夏になるとシーツを被り陽射しを避けて生活しています。
更に強風に煽られると飛んでしまいそうになるぐらいペラペラだったりするし、自らの頭部ですら時々重くてふらついてたりと、見ていて不安になってくる弱々しさ。
極めつけは、その体力の無さでしょうか。階段を歩いているだけで息切れして(実はこれに関しては僕も人のこと言えない)、杖をついたお婆さんには追い抜かれ、挙句の果てにはそのお婆さんに「使うかね?」なんて杖を差し出される始末。
付いたあだ名が"じゃっく"(弱の音読みに由来)……音だけ聞くと、何だか木登りが得意な人のようにも思えますね。

そんな彼女ですが、普段の生活は意外にも心地良さそう。
周りのクラスメイト達は虚弱な子だってことを理解しつつも普通に接してくれるし、世話好きな友人達は何かと助けてくれる、といった感じで環境には恵まれています。
で、ひより自身は学校の階段に専用の座布団や水筒を設置し、疲れた時にはそこで一休みして英気を養ったり、学校に遅れないように早く家を出てのんびりと移動したり、なんて具合に無理をせずにふわふわと過ごしてるわけです。

そういった健やかな生活のお陰か、もっと世を儚んでいたって不思議じゃないのに、実際には彼女の性格はマイペースで大雑把でてきとー。人の弱点や好物を掴んでお近付きになる術まで身に付け、何とも楽しそうに生きています。自分の弱っちさを受け止めてそれとしっかり付き合い、時にはイヤミにならない程度に利用している彼女の何とも伸びやかな姿、そして彼女と周囲の織り成す"ひよわーるど"はとても魅力的。

そんなこんなで、次元を問わずパワフルな女性が溢れている現状、漫画の中にか弱い女の子を見出そうとしているような人にオススメ……のようでいて、ひよりってば虚弱なのは体だけで、時に毒を吐いたり強かだったりするので、そういったギャップを求めてる人にこそ推せます。分かり辛いですね。



ところでこの作品のエピソードの幾らかは実話に基づいているそうです。おいおい、橘紫夕先生ってどんだけ萌えキャラなんだよ……ご本人を是非拝見してみたいなあ。

橘紫夕先生のサイトはこちら→"DEAR MINE"

関連:『となりのなにげさん』感想(1)
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