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ひかるファンファーレ(2)

まんがタイムジャンボにて連載していた4コマ漫画の単行本。
とある高校の吹奏楽部を舞台に、ちっちゃな女子高生・ひかるが、不釣り合いな程に大きな楽器・チューバ片手に奮闘する様子が描かれている作品です。

試読はこちらで。

チューバと言う圧倒的な存在感を誇る楽器を、かなり小さな女の子であるひかる(彼女がその気になれば、チューバの陰にすっぽりと隠れる事だって出来ちゃうぐらいに大きさに差があるのです)が苦労して扱っている姿が、何だかちぐはぐでとても可愛らしい。
普段の不人気ぶりとは反対に、写真撮影の際には、一緒に写ると小顔に見えるから、肘置きになるから……なんて他の女の子達もチューバをちやほやするわけですが、普通の女子が小顔に写ったところで、小柄なひかると巨大なチューバの組み合わせの前には無力……なんて思わせる程に、チューバを抱えたひかるはキュートなんですね。

そんなひかるですが、彼女の魅力はその可愛らしさだけではありません。
チューバを上手く操れるように日々頑張ったり、その頑張りの中でチューバへの愛情を育んでいったり、とても努力家なんですよね。彼女のそのひた向きさは、僕にとっては馴染みの無いはずのチューバを、何となく身近なものであるかのように感じさせてくれます。読み進める内に、触れた事も無い無機質な巨大金管に愛着すら湧いてきてしまったのは不思議。
所々で、チューバの不便さやら何やらにも触れていて(例えば、その重さのせいで、女の子であるにも関わらずひかるが妙に力持ちになってしまって、そのことで軽く悩んだり……)、チューバが手放しで素晴らしいもののように描かれているわけではないので、ひかるはそんなチューバにどうして夢中になれるんだろう、なんて具合に興味がそそられるというのもあるのかもしれません。

さて、この作品は吹奏楽部そのものを描いた話でもあるので、そこには勿論チューバ以外の楽器を担当する生徒達がいます。その中でも特に出番が多く与えられていて、単行本のキャラ紹介表にも載っているのが以下の4人。

部のアイドル的存在、アルトサックス担当の結衣。そんな彼女はいわゆるちょい腹黒系キャラなんですが、ひかるとは結構仲良くやっていて、微笑ましいシーンもちらほら。

結衣をライバル視していて、田舎から彼女を追ってきたホルン担当の亮子。結衣が田舎では怪力で恐怖を撒き散らしていただとか、本当は腹黒い性格であるだとか、そういったことを知る彼女は、何かと結衣の優位に立とうとしますが、一枚上手な結衣には歯が立たず……ちょっと応援したくなる、なかなか可愛い子です。ちなみに自分では気付いていないみたいだけど、胸は結衣よりかなり大きめ。そうか、ホル(スタイ)ンってことかとか考えた僕は最低ですね(←×

モテたい願望が強めなお気楽娘、トランペット担当の真紀。吹奏楽部に入ったのも、ある種のステータスのためなんて発言をしちゃう彼女ですが、割とアホっぽいので憎めないキャラに仕上がってます。2巻ではやや出番が少なめ。

吹奏楽部の星、トロンボーン担当の黒田くん。ひかるが憧れる奏者の息子。卓越した実力の持ち主でありながら、どうして普通の高校の吹奏楽部に所属しているのか……という謎は今巻で明かされます。ムード演歌が好きだったり、花見に抹茶を点てる道具一色を持参してきたりと、渋い趣味が魅力的。

僕は音譜を読む事すら出来ない類の人間なので、以前は音楽を扱った作品には興味が無かったんですが、最近はこの『ひかるファンファーレ』を始め、僕の心をくすぐる漫画が出てきて、ちょっとその手のジャンルにも関心を持つようになってきました。まあさすがに、今更何かしら楽器に触ろうと言う気力はありませんが……



田川ちょこさんのブログはこちら→"CHOCOCHI"
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テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
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