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ひなぎく純真女学園(2)

COMICリュウにて連載中の4コマ漫画の単行本。
純真な乙女の学び舎たるひなぎく女学園を舞台に、少女達の過ごすふわふわとした日々を描いた作品です。

試読ページはこちらからどうぞ。

主に活躍するのは、表紙にも登場している2人。
超が付くお嬢様である樫宮アミ(表紙・左)と、清貧なクラスメイトの木成ユイ(表紙・中央)。華やかな髪色に可憐な制服といった出で立ちのアミと、黒髪をおさげにし、シャツにジャージを羽織った眼鏡っ娘のユイは対照的です。

物語は、アミがユイに一目惚れするところから始まります。
何でもこなすため皆に慕われて、輪の中心にいることの多いアミと、地味な格好と一風変わった言動で人に注目されることの少ないユイ。なかなか素直になれず、ユイに想いを打ち明けられないでいるアミと、自分に正直で、思ったことをズケズケと口に出すユイ。友情と、淡い恋愛感情を軸に描かれた、そんな2人のバランスが心地良いんですね。ああ、アミのスペックをもってすれば簡単に恋は成就してしまいそうなのに。
なんて書いてますが、百合色はそんなに強いわけではないので、その手のジャンルに抵抗のある方でも問題なく読めるんじゃないかな。なので、逆に恋愛要素を過剰に期待してはいけません。まあ今後の展開によってはどうなるか分かりませんが。
それと、この漫画は一応4コマの形をとってはいますが、いわゆるストーリーものです。複数の4コマが連なって1つの話になっているので、「こんなの4コマじゃねえ!」って方にはオススメできない。

以下、ちょっとだけ紹介……というか、僕の妄想と感想。
紙面を埋め尽くした可愛いキャラにほうっとため息をつき、彼女らが織り成す優しい空気に癒されて、だけど時には現実同様に上手く行かない展開にハラハラし、最後に割と丸く収まったところで今度は安堵のため息を漏らす……僕がこの漫画を読むときは、大体そんな感じです。
というか、去年だか一昨年だかにこの『ひなぎく純真女学園』をリュウで見かけてから、ふくやまけいこさんの単行本を集め始めたんですが(ファンとしてはかなり新参なので、単行本集めるのに結構苦労しています……)、どの作品を読んでも上記のような状態に陥っているかも。
いい年こいたむさ苦しい男が、ハートや星を背負ったキャラが動き回る漫画を大事そうに抱えて、何ともだらしない顔で恍惚としつつページをめくっては戻りめくっては戻り、なんてことをしている様はちょっとした恐怖かもしれません。吹き出しをつけるなら、その中の文字は「フヒヒ」とかそんなでしょう。
まあ何といいますか、それぐらい愛らしい世界がそこにはあるわけです。帯に「男性厳禁」とあるのは、僕みたいな変質者じみた人間が乙女の園に侵入するのを拒むために違いありません。

さて、ふくやまけいこさんの作品の特徴の1つに、上記のような愛くるしい少女漫画的な空気の中に、マニアックなガジェットを組み込んでいるというのがあります。それはSFチックなものだったり、ファンタジックなものだったりと様々。
この漫画にもやっぱりそういうアイテム、設定があります。その中でも特に重要なのが、作中BL『ぬるま湯の果て』。ちょくちょく言及されていて、そこに1つの物語が出来上がっていて楽しいのです。で、ずっと読んでいる内に、アミだけでなく『ぬるま湯の果て』の方のキャラまで応援したくなってくるんですね。
そうしたらこの『ぬるま湯の果て』に登場する美男子達とアミ達の状況が似通ってきたりして、彼らの言動にアミが励まされたりするシーンは、何だか入れ子の器が知らぬ間に逆になっていたような感じがしたりも。たまに、僕自身もどちらを応援しているんだか分からなくなったりして、面白いです。
ユイの魅力に他の子が気付き始め、今までのように一緒にいられることが少なくなってしまった時、アミは『ぬるま湯の果て』を読んで涙を流したりしているので、彼女自身もその相似した状況をひしひしと感じてるんだろうなあ。

まあ色々書いてますが、とにかく読んでみて下さい、としか結局はいえないです。言葉で説明するのが難しいんですよね。絵そのものと漫画表現(吹き出しの外の台詞、文章がまた面白いんですよ。柔らかい筆致の書き文字が、イイ味出してるんです)を楽しむ類の作品だと思います。
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
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