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ゆゆ式(2)

まんがタイムきららにて連載中の4コマ漫画の単行本、待望の2冊目です。
ゆとりに溢れた女の子3人組の日常生活を描いた作品で、個人的にはとても好き。なんですが、どうにも感想とか書き辛い……というのは1巻の感想記事でも言ったな。まあそういうことです。

試読はこちらで。

巻頭のカラーページが特にお気に入り。
ダジャレがスベってしまった後に恥ずかしそうに赤面しながら、「なんつって」なんて誤魔化そうとするゆずこが何とも可愛いんですな。スベってから「なんつって」までの、すっかり会話がなくなってしまった空間も、別に居心地悪いということもなさそうで何だか羨ましい。そのままずーっとぼんやりしてるだけでも気持ち良さげ。まあこの3人が(特にゆずこ)いつまでも黙ったままなんて無理そうですが。
「なんつって」の後、それまでの空気がスパッと立ち切られていて尚且つ、「なんつって」以前と同様にお喋りが再開してしまうのも、3人が作る空気ならではなんじゃないかなあ。誰かがちょっとアレな発言した後って、そのスベリを無視してしまったり、少し間を置いて会話を始めても、元の空気を醸成するまでに微妙に時間がかかったり……といった状況になることもあるかと思うんです(もしかしたら人とのコミュニケーション能力の低さに定評のある僕だけかもしれませんが)。だけどこのシーンではそんなこともなく、ゆずこの残念っぷりを受け止め、それをネタに昇華していく彼女達の一体感みたいなものがそこに感じられるんですよね。
更には「なんつってっつっちゃった」を巡るやり取りも、もうたまりません。もうニヤニヤが止まらなくて大変です。

上に書いたことを簡潔にまとめてしまうと、性格もビジュアルも全部ひっくるめて「可愛い」女の子達が、仲良く楽しげにお喋りしてるのを外野から眺めてるのって幸せだよね、というお話です。
そういえばこの手の4コマ漫画に対しての「4コマである意味が無い」という発言がたまに聞こえてきますが、愛らしい彼女達のキャッキャウフフ(百合的なものに限らず)を楽しむのに、4コマ以上に適した形式ってなかなか無いんじゃないかと思うんですよね。
コマ割が一定だからこそ、基本的には各々のコマの持つ特殊性や時間の流れを気にしなくてすむし、ページの随所の描き込みに意味を見出せなくても問題ないし(狭いコマの中に色々な遊びを配置してる作品もありますが、まあそれは少数に止まるんでないかと)、大ゴマが無いんで少ないページ数でも密度の高いお喋りを楽しめるし。
起承転結がどうたらという趣旨での発言だとしたら、別にいわゆる萌え4コマ(の定義がどういうものなのかよく分からないけど)以外にも、色々な先人がオチなし4コマを描いてるんだし気にすんなよ、と思わんでもない。いしいひさいち先生とか、時々ホントにわけ分からんものを新聞なんかに載せてましたし……とここまで書いたはいいけど、全然『ゆゆ式』に関係ないこと言ってますね。関係ないついでに、この手の話題(をもっと発展させて、真面目に考察しているもの)は、大手4コマブロガーさんや批評をやってる方が面白いこと書いてたりするんで、探してみると楽しいですよ。

閑話休題。
今巻には、唯に興味を持ちつつも、ゆずこや縁がちょっと苦手なためになかなか接触できない相川さんや、そんな相川さんの友人である岡ちーの出番がちょこちょこと。唯と会話をしていても、ゆずこ達が駆け寄ってきたら逃げ出してしまう相川さんの容赦なさは笑えてきます。
ただ個人的には、そんな相川さんよりも岡ちーの方が好きかな。相川さんが唯に興味を持ってちょくちょく話しかける様子を見て、唯に「ウチの相川をあんまとんなよ……」なんて念を送ってたり(多分、さすがに口に出してはいないとは思います)、クリスマスは「相川らと出かけるんだ」とわざわざ教えたりと、相川さんのことが好きなんだなあというのがよく分かる、そのシンプルな行動が可愛らしい。
また、彼女のそんな言動を見ていると、『ゆゆ式』の世界には当たり前だけどゆずこ達以外にも仲良しグループがちゃんとあって、日々を面白おかしく過ごしているというその事実がはっきりと感じられて、何だか嬉しくなってきてしまうのです。

そうそう、試読でも分かるように、僅かながら百合っぽいイチャイチャもあったりするので、そういった要素が好きな方にも割とオススメです。主に唯が受けだよ!



三上小又さんのサイトはこちら→"こまたのいえ"

関連:『ゆゆ式』感想(1)

テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
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ストーリーなど不必要。日常をだらだらと過ごす事の面白さよ。 三上小又作「ゆゆ式」1,2巻の感想です。こいつは由々しき可愛さだ。 ゆとり...
2010/05/07(Fri) 22:00:49 |  謎の男の小説感想部屋
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