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空の下屋根の中(1)

まんがタイムきららキャラットにて連載中の4コマ漫画の単行本。
高校を卒業し、無職になってしまった香奈絵(表紙・ベッドで寝転がってる女の子)の奮闘劇を描いた……いや奮闘はしてないかな?……まあとにかくそんな作品です。

試読はこちらで。

単行本前半では、ちょっと自堕落な香奈絵の生活を堪能できます。
やる気が全くないわけでもないんだけど、求職活動っていっても何をすればいいのかはいまいち分からないし、結局大したことはできない。そんな状態なので、時間だけは幾らでも使えるわけです。疲れたらすぐに休んだり、あまり意味のない思考をぐるぐるさせて暇を潰したり……

そんな生活を続けていると、「明日やれば大丈夫なことは明日やる」みたいな思考パターンになってしまいます。これは別にやる気がなくなってるわけじゃなくて、自分の中での「やる気」のハードルが下がってくるような感覚だと思うんですよね。それまでは普通にできていた「今日やれることは今日やる」と、「明日やれば大丈夫なことは明日やる」が同価値になってしまって、自分の中では後者を選んでも、それは十分にやる気のある行為なわけです。僕も大学卒業して、申し訳程度のバイトと勉強以外には何もしてなかった頃はこんなでした。

そんな香奈絵も、接客業で頑張る友人のまゆこ(表紙・漫画を読んでる子)の頑張る姿を見たり、従妹の小学生に諭されたりして、単行本の後半からはおもちゃ屋さんでのバイトを始めます。
バイトの面接なんかが描かれ始めた時は、バイト面接にひたすら失敗したり、無事に受かってもすぐにヘマをしてクビを切られるようなエピソードが続くんだろうか、と心配になったりもしたんですが、別にそんなことはありませんでした。
きちんと仕事仲間とコミュニケーションをとり、それなりに仕事もこなし、給金を得る。なもんで、帯の裏にある「ニート」って煽り文句はちょっと誇張かもしれませんね。話の前半では「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」も満足に言えなかった彼女も、後半では立派に働いているわけです。

こう、ゆるくてもいいから前に向かおうとする意思があれば、意外と人生何とかなるんじゃないかなあ、と思わせてくれる作品だと思います。別に就職前の腰掛けとしてでも、とりあえずはバイトでもしてみればいいじゃない。どもったり人の目を見れなかったりっていう欠点だって、数をこなしてる内に解決することだってありますよ、なんて。
とはいえ、やる気が全くなければ厳しいかもしれないな、と感じさせるのが描き下ろしのおまけ漫画に登場する青年。やけに上から目線だったりする辺りは、まさにネット上で想像されやすいニートのテンプレ的な感じ。親から就職を迫られ、小遣いもカットされ、引きこもり生活の生命線であるPCが壊れてしまった彼に明日はあるんだろうか。

双見酔さんのサイトはこちら→"とどかない そら"
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
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