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ダブルパティシエール!(1)

まんがタイムジャンボ・ファミリーにて連載中の4コマ漫画が単行本化。
同じく2誌で連載されていた、製菓専門学校を舞台にした『パティシエール!』の続編です。
帯のコメントは大井昌和さん。時代はアラサー、女の子は30歳から云々みたいなことが書いてあります。そういえばサイン会の時にそんな話を聞いたなー。

試読はこちらで。

2人のヒロイン

まあ表紙を見れば分かるんですが、今作のヒロインは2人。
まさこさん(表紙・左。前作の主人公。製菓学校の同期からは「ねーさん」と呼ばれていました。高校を卒業したばかりであろう周りに比べ、25歳とちょっと年を食ってたために生まれた呼び名。ちなみに今作では28歳です)と、新キャラであるかほ(表紙・右。23歳……まさこさんより結構若いですね。物語の舞台が製菓学校から離れた分、足りなくなったフレッシュさの補充をしてくれます)です。

前作『パティシエール!』から時が経ち、四ツ葉製菓専門学校を卒業したまさこさんはパティスリー・ノワという洋菓子店でパティシエールとして働き、経験を積んでいます。菓子作りの道は険しく、未だに色々と失敗もするようですが、製菓学校時代に比べるとプロっぽい落ち着きが出てきた感じでしょうか。
そこに、かほが恋人と共にやってくるのが第1話(上にリンクを貼ってる試読ページで読めます)。

このかほが、ニートを1年5ヶ月続けた結果完全にダメな子になってしまい、愛想を尽かした恋人に捨てられるところから話は始まるわけです。恋人に振られた彼女を立ち直らせたのがまさこさんの作ったムースで、そこから諸々(って程でもないけど)あって、かほもパティスリー・ノワで働くことになる、と。

かほの成長を見守る物語

勿論かほはお菓子作りについて何も知らない(トングの名前すら知らないってのは、お菓子云々って話でもないような気もしましたが)素人なので、自然と彼女の成長が話のメインに据えられているように感じました。
ただ、パティシエールとしての成長という点では、前作におけるまさこさんや周りの仲間達のそれと同様ではあるんですが、かほの踏み出した一歩はパティシエールとしてというよりも、もっと根本的なものなのかな、なんて思ったりもします。

ニートを1年5ヵ月続けて、恋人に養ってもらおうとしてる(第1話)辺りからも分かりますが、初期のかほはかなりやる気に欠け、将来のこともあまり真剣に考えていない子。パティスリー・ノワにバイトとして入ったのも、落ち込んでいた自分を慰め立ち直らせてくれたまさこさんみたいになりたい、という考えから出た安直な行動です。そこには、パティシエールの仕事の辛さや、そこに至るまでの苦労に対する覚悟は存在しません。
だもんで、話のスタート地点においては、厳しい道であることを承知で職人を目指し、自ら製菓学校の門を叩いたまさこさんやその同期達とは明らかにモチベーションが違うんですよね。

そんなかほも仕事を続ける内にお菓子作りの楽しさ、お客の笑顔に触れることの喜びなんかに目覚めていきます。そして元恋人に発破をかけられ、ニート以前の自分を超えるんだ、と意気込み……再び挫折を味わってしまうのです。
気丈に振る舞ってはみるものの、ひょんなことから感情を爆発させ店を飛び出してしまうかほ。とはいえこの逃避は一時的なものでしょう。当初はまるでダメな子だったにも関わらず少しずつ成長していく彼女に感情移入し、応援していた僕としては、かほならこの試練もきっと泥臭く乗り越えてくれるに違いないと期待しています。



野広実由さんの描くキャラの中でもトップレベルにエロい感じのお姉さんであるりっちゃんや、萌え洋菓子の追及では他の追随を許さない手島くんもきちんと再登場してました。いやー、変わってなくて嬉しいですね。

野広実由さんのサイトはこちら→"末広八宝会"

関連:『なないろレシピ』(1)感想
『うちの姉様』(1)感想
『パティシエール!』(4)感想
テーマ:漫画の感想
ジャンル:アニメ・コミック
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